八島ヶ原湿原と御射山遺跡 [自然]
美ヶ原を後にし、霧ヶ峰の八島ヶ原湿原へ向かいました。ここも何度か訪れていて思い出深い場所です。
15時前でしたが、せっかくだからと既にヘトヘトになっていた嫁と両親を説得して湿原に伸びる木道を歩いてみることにしました。実は、ここにある「御射山遺跡」を見たいが為に寄ったんですけど、それは内緒で。
残暑の霧ヶ峰はまだまだ緑がたくさんありましたが、所々風に揺れるススキを見ているとそろそろ秋の到来を感じます。広い湿原と涼しい風がとても気持ちいいです。
ゆっくり30分ほど歩くと、ヒュッテ御射山が見えてきました。もう少しで御射山遺跡のはずです。いや、もうここは遺跡の一部かな?遠くに見えていた車山も近くなってきました。
ヒュッテ御射山の前にあった案内板
ここでハプニングが!嫁さんの履いていたトレッキングのソールがほとんど剥がれていまい歩行不可能に。しかたがないので、3人をヒュッテ御射山前のベンチに残し1人で御射山遺跡に佇む旧御射山神社へ行くことにしました。ちなみに両親は興味がないので一緒に居残り。
磐座のような場所に立つ神社入口の看板を過ぎると小さな祠の神社がありました。よく見ると、諏訪大社のように柱が四隅に建っています。
というのも、ここは諏訪大社下社の狩猟神事が行われていた場所で(今は別の場所へ移されている)昔、武士が集まり武芸を競い合ったのだそうです。なるほど、だから御柱が建っているんでしょうね。でも、御射山社には御柱は建てないというルールがあるという記事を読んだことがあるんですけど本当のところはどうなんでしょうか。詳細はちょっとわかりません。
神社のすぐ下には湧き水があって、口を開けた土の中から小川が流れ出していました。後で来た母親と水を触ってみたらとても冷たかったです。飲んでみればよかったなぁ。こういうのを見ると、神域という気がしてきます。
神社近くの小高い丘には、御射山競技場跡の石碑がありました。ここら一帯で弓矢を使い狩りをしていたんでしょうか。鎌倉時代には将軍も見学したというから驚きです。今でも周囲の丘に7、8段の桟敷跡(仮説の席)が残っているそうですよ(上から3番目の画像の木を刈り込んであるように見える部分)。
石碑からさらに登ったところにあった案内板の図を見てみると、かなりの規模の競技場だったことが推測できます。どこかの記事にも書いてありましたが、日本版コロッセウムという感じだったんでしょうかね。今では、ただの野っぱらですけど。
さて、待ち人がいるのであまり長居もしてられず、一回りしてから御射山ヒュッテまで戻ってきました。嫁さんのトレッキングは、有り合わせの紐で固定したらしくどうにか歩けそうです。
帰りは、母親が撮れ撮れとせかすので花などを撮りつつゆっく戻りました。ほとんど手ブレ&被写体ボケでしたがzzz..。名も分からぬ花ばかりでしたが、可愛くて綺麗でした。
またまた長文になってしまいましたが、次はレンゲツツジの季節に訪れてみたいと思っています。霧ヶ峰は、ぼくの旅の原点なんです。青い空に白い雲がゆく広大な草原の丘は、ぼく自身の原風景のような気がしています。
15時前でしたが、せっかくだからと既にヘトヘトになっていた嫁と両親を説得して湿原に伸びる木道を歩いてみることにしました。実は、ここにある「御射山遺跡」を見たいが為に寄ったんですけど、それは内緒で。
残暑の霧ヶ峰はまだまだ緑がたくさんありましたが、所々風に揺れるススキを見ているとそろそろ秋の到来を感じます。広い湿原と涼しい風がとても気持ちいいです。
小高い丘に段々状の桟敷跡が見える
ゆっくり30分ほど歩くと、ヒュッテ御射山が見えてきました。もう少しで御射山遺跡のはずです。いや、もうここは遺跡の一部かな?遠くに見えていた車山も近くなってきました。
ヒュッテ御射山の前にあった案内板
ここでハプニングが!嫁さんの履いていたトレッキングのソールがほとんど剥がれていまい歩行不可能に。しかたがないので、3人をヒュッテ御射山前のベンチに残し1人で御射山遺跡に佇む旧御射山神社へ行くことにしました。ちなみに両親は興味がないので一緒に居残り。
磐座のような場所に立つ神社入口の看板を過ぎると小さな祠の神社がありました。よく見ると、諏訪大社のように柱が四隅に建っています。
旧御射山神社(本御射山社)
というのも、ここは諏訪大社下社の狩猟神事が行われていた場所で(今は別の場所へ移されている)昔、武士が集まり武芸を競い合ったのだそうです。なるほど、だから御柱が建っているんでしょうね。でも、御射山社には御柱は建てないというルールがあるという記事を読んだことがあるんですけど本当のところはどうなんでしょうか。詳細はちょっとわかりません。
神社からヒュッテ側を 画像左端に湧き水と思われる小川が流れる
神社のすぐ下には湧き水があって、口を開けた土の中から小川が流れ出していました。後で来た母親と水を触ってみたらとても冷たかったです。飲んでみればよかったなぁ。こういうのを見ると、神域という気がしてきます。
御射山競技場跡の石碑
神社近くの小高い丘には、御射山競技場跡の石碑がありました。ここら一帯で弓矢を使い狩りをしていたんでしょうか。鎌倉時代には将軍も見学したというから驚きです。今でも周囲の丘に7、8段の桟敷跡(仮説の席)が残っているそうですよ(上から3番目の画像の木を刈り込んであるように見える部分)。
兵どもが夢のあと
石碑からさらに登ったところにあった案内板の図を見てみると、かなりの規模の競技場だったことが推測できます。どこかの記事にも書いてありましたが、日本版コロッセウムという感じだったんでしょうかね。今では、ただの野っぱらですけど。
クリックすると拡大します
さて、待ち人がいるのであまり長居もしてられず、一回りしてから御射山ヒュッテまで戻ってきました。嫁さんのトレッキングは、有り合わせの紐で固定したらしくどうにか歩けそうです。
帰りは、母親が撮れ撮れとせかすので花などを撮りつつゆっく戻りました。ほとんど手ブレ&被写体ボケでしたがzzz..。名も分からぬ花ばかりでしたが、可愛くて綺麗でした。
またまた長文になってしまいましたが、次はレンゲツツジの季節に訪れてみたいと思っています。霧ヶ峰は、ぼくの旅の原点なんです。青い空に白い雲がゆく広大な草原の丘は、ぼく自身の原風景のような気がしています。
一応、参考までに
美ヶ原高原にて [自然]
久々の更新です!
短い夏休みを利用して信州の美ヶ原高原へ行ってきました。日帰り旅行です。
美しの塔近くで
ここへは何度か訪れているんですけど、今回はちょっと頑張って絶景ポイントの「王ヶ鼻」まで歩いてみました。頑張るといっても牛を眺めながらの軽〜いハイキングです。
美ヶ原って2000mくらいの場所にあるんですが台形の山なんですよね。なので、切り立った崖の向こうから雲が湧き出てくるように見え、まるで天空の草原にいるような気がしてくるんです。牛もたくさん放牧されていて、実にほのぼのした所です。
美しの塔を過ぎ「塩くれ場」で小休憩。昔、ここの石の上に塩を置いて放牧してる牛馬に舐めさせたんだそうです。駐車場からここまで30分くらいでした。
遠くに電波塔が
塩くれ場から次に目指すのは電波塔が並ぶ「王ヶ頭」です。美ヶ原の最高峰になります。で、いつも思うのは、何故そんなところに電波塔を建てたのかと。どうも景観を損ねてる気がするんですよね。まぁ、隣の美ヶ原高原美術館にある野外彫刻のようなものと思えばそれほど悪くもないか(ただし遠景のみ)。
約1時間かけて、電波塔に到着。ここにある王ヶ頭ホテルで、ちょっと早い昼飯にすることにしました。広〜い草原を眺めながらの食事は気分がいいです。ちなみに、ぼくはカレーライスを注文。ここに宿泊したら夜空の星も綺麗なんでしょうね!
電波塔から「王ヶ鼻」までは約20分の道のりです。ちょっとしたアップダウンがありましたが、思ってたより楽ちんで難なく目的地に到着。すでに人がわんさか集まっています。
さっそく先端に行って岩の上に登ってみると・・まさに絶景!遠くに、北アルプスの山々や松本市が一望できるではないですかぁ!一緒に行った両親&嫁さんも喜んでくれたし来て良かったなぁという感じです。ちょっと霞んでいましたけどね・・。
ここは空がとても近く感じます。高所恐怖症のアタクシにはくらっとする場所ですが、それでもずっと眺めていたくなる景色でした。
あと、ここには何故か石仏さんが並んでいまして過去に何度も落雷を受けたせいで磁気を帯びているのだとか。ということは、ここ一帯も磁場ということかな? ユニークな石仏さんたちでしたが、突き出た岩の形も面白かったです。
そうこうしているうちに、いつの間にか両親の姿が見えなくなったので、置いていかれたと思い電波塔まで戻ることにしました。実は、岩の裏側に居たらしく、こっちが置いてきちゃったんですけど。
最後に、電波塔まで戻ったついでにソフトクリームを食べつつ王ヶ頭で記念撮影をして駐車場へ戻りました。なんだかんだで、トータル4時間以上もいたんですけど、めちゃ楽しかったです。
短い夏休みを利用して信州の美ヶ原高原へ行ってきました。日帰り旅行です。
美しの塔近くで
ここへは何度か訪れているんですけど、今回はちょっと頑張って絶景ポイントの「王ヶ鼻」まで歩いてみました。頑張るといっても牛を眺めながらの軽〜いハイキングです。
美ヶ原って2000mくらいの場所にあるんですが台形の山なんですよね。なので、切り立った崖の向こうから雲が湧き出てくるように見え、まるで天空の草原にいるような気がしてくるんです。牛もたくさん放牧されていて、実にほのぼのした所です。
美しの塔を過ぎ「塩くれ場」で小休憩。昔、ここの石の上に塩を置いて放牧してる牛馬に舐めさせたんだそうです。駐車場からここまで30分くらいでした。
遠くに電波塔が
塩くれ場から次に目指すのは電波塔が並ぶ「王ヶ頭」です。美ヶ原の最高峰になります。で、いつも思うのは、何故そんなところに電波塔を建てたのかと。どうも景観を損ねてる気がするんですよね。まぁ、隣の美ヶ原高原美術館にある野外彫刻のようなものと思えばそれほど悪くもないか(ただし遠景のみ)。
約1時間かけて、電波塔に到着。ここにある王ヶ頭ホテルで、ちょっと早い昼飯にすることにしました。広〜い草原を眺めながらの食事は気分がいいです。ちなみに、ぼくはカレーライスを注文。ここに宿泊したら夜空の星も綺麗なんでしょうね!
電波塔から「王ヶ鼻」までは約20分の道のりです。ちょっとしたアップダウンがありましたが、思ってたより楽ちんで難なく目的地に到着。すでに人がわんさか集まっています。
さっそく先端に行って岩の上に登ってみると・・まさに絶景!遠くに、北アルプスの山々や松本市が一望できるではないですかぁ!一緒に行った両親&嫁さんも喜んでくれたし来て良かったなぁという感じです。ちょっと霞んでいましたけどね・・。
ここは空がとても近く感じます。高所恐怖症のアタクシにはくらっとする場所ですが、それでもずっと眺めていたくなる景色でした。
あと、ここには何故か石仏さんが並んでいまして過去に何度も落雷を受けたせいで磁気を帯びているのだとか。ということは、ここ一帯も磁場ということかな? ユニークな石仏さんたちでしたが、突き出た岩の形も面白かったです。
そうこうしているうちに、いつの間にか両親の姿が見えなくなったので、置いていかれたと思い電波塔まで戻ることにしました。実は、岩の裏側に居たらしく、こっちが置いてきちゃったんですけど。
最後に、電波塔まで戻ったついでにソフトクリームを食べつつ王ヶ頭で記念撮影をして駐車場へ戻りました。なんだかんだで、トータル4時間以上もいたんですけど、めちゃ楽しかったです。
ちなみに駐車場は無料。ぼくらはAM9:30過ぎに到着したのでそれほど混んでいませんでしたが、お盆休みだからか午後には満車で駐車場待ちの車が長〜列を作っていました。でも、牛もいるし子供は大喜びの観光スポットだと思います。あと、王ヶ鼻までは時間がかかりますが誰でも行けます。ただ、スニーカーやトレッキングの方が楽でしょうね。