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戸隠神社 火之御子社 [霊地巡礼/神社仏閣]

【火之御子社】(日之御子社)2009年5月下旬参拝

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御祭神:天鈿女命(あめのうずめのみこと)
    高皇産霊命(たかみむすびのみこと)栲幡千々姫命(たくはたちちひめのみこと)
    天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)

ここは他の4社とは違い、うっかりしてると見逃してしまう控えめな神社です。でも、境内に入ると広いスペースがあったりするんですが、社殿がポツンと建っているので少々寂しい感じもします。人があまり居なかったからかもしれませんが。

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         もしやここでアメノウズメノミコトが裸踊りを!?
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戸隠神社のH.Pによると、神仏習合時代の時もここのお社だけは神社に終始していたそうです。また、戸隠神社太々御神楽はここの社人によって伝えられ現在に至っているとのことです。一度、その太々御神楽を見てみたいですね〜。

御祭神は芸能の神様ですから、芸事をされてる方はお参りしてみるのもいいんじゃないでしょうか。

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なんとなく、ぱぱっとお参りしてすぐに去ってしまったんですけど、よくよく考えてみたら人もほとんど居なかったことだし、もっとゆっくりすれば良かったなぁとチト後悔しています。

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あと、近くに西行桜という有名な木があったみたいですが、後で知ったのでどれだったのかわかりませんでしたzzz,,。でも、ここの神社の木々はとても印象的でした。最近、木が好きなんですよね〜。とくに、名木巨木巡りとかしてるわけではないんですけど。

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駐車場は1、2台止められるスペースがある。小さな神社なので、車だと見逃してしまう可能性あり。




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戸隠神社 宝光社 [霊地巡礼/神社仏閣]

【宝光社】2009年5月下旬参拝

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御祭神:天表春命(あめのうわはるのみこと)

奥社を後にし、一気に下って宝光社へ向かいました。
戸隠神社は5つの神社(奥社、九頭龍社、中社、日之御子社、宝光社)からなり、そのうち宝光社は高度的に一番下にあるお社です。

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鳥居をくぐり境内に入ると、まず目に飛び込んできたのは長い階段でした。宝光社の拝殿が高〜い位置に見えます。さっそく上ってみると、意外ときつくはなかったのですが、足が悪い人は大変だろうなと思いました。ちょうど、杖をつきながら上っているご老人がいましたが、やはりしんどそうでしたね。ちなみに、270段あるそうです。階段左手にはスロープ状の迂回路もあったので、階段嫌いの人はこちらを(新しく出来たのかな?)。

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階段を上ると、いかにも古そうな社殿が正面に見えてきました。ここの社殿、ググってみたら1861年に改築されているみたいですが、戸隠五社の中では一番古い建物になるそうです。

とりあえずお参りを済ませてカメラを構えたら、距離が近過ぎてなかなか全景が撮れません。けっこう大きいんですよね。

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ここは昔、お寺だったので宝光院と呼ばれていたそうで、明治政府の神仏分離政策によって今の社名になったとのこと。分離令で強引に分けられたり廃止されたりした寺院ってたくさんあるんでしょうね。

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写真を撮りながら社殿の軒をよく見てみると、至る所に龍や鶴などの彫刻が施され、ぱっと見質素な感じなのに意外と豪華なことに気が付きました。こういうのが見られるのも、先人たちのおかげというものですな。

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宝光社、なかなか素敵な所で気に入りました。ちょうど晴れて良かったです。

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バードラインから上って行くと、戸隠神社のうち一番最初にある神社。10台程度止められる駐車場がある。バス利用の場合、ここの宝光社宮前で降りて順に巡るのも良いと思う。ただし、車道は坂がきつく交通量も多いと感じた。





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戸隠神社 奥社 [霊地巡礼/神社仏閣]

【奥社と九頭龍社】2009年5月下旬参拝

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奥社   御祭神:天手力雄命(あめのたじからおのみこと)
九頭龍社 御祭神:九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)

久しぶりに、友人と戸隠神社へ参拝してきました。十数年ぶりの訪問です。

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当日は、小雨がぱらつく怪しい雲行きだったんですが、とりあえず本格的に降られると困るのでまずは奥社へと向かうことにしました。というのも、ここの参道は2kmほどあるんです。本当は、宝光社から順々に巡ってテンションを上げていきたかったんですけどねっ。

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で、どこまでも真っすぐ伸びた参道をしばらく歩くと、朱塗りした隋神門が見えてきました。そうそう、ここは昔お寺だったんですよね。というか、神仏習合の修験道ってやつですねー。

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隋神門をくぐると、いよいよ有名な杉並木になります。いやいや、ここはホントに凄いです〜。真っすぐの参道に大きな杉の木がずらりと並んでいるんですから!まさに圧巻です。で、何となく大きな杉の木を指で押してみたらプニプニしてて意外でした。

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杉並木が終わると階段になりまして、上りきった所に奥社及び九頭龍社がありました。後方には戸隠山のギザギザした荒い岩肌が見えます(雲で頭は見えませんでしたがzzz..)。いやー、この風景ひさびさです。

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とりあえず先に奥社へ参拝してから、次に九頭龍社へお参りしました。すぐ隣にあるのに、ほぼ忘れかけていましたが、見た瞬間思い出しました。そういえば最近、九頭龍っていう言葉に縁があります。1ヶ月前に福井の九頭竜川方面へ行ったばかりでした。今度は、箱根へでも行ってみようかなぁ。

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お参りを済ませた後、社務所でおみくじをお願いしたら年齢を聞かれたので伝えると、何故か隣の部屋へ入って行き祝詞を奏上し始めました。そして、カラカラと棒を振ってる音が聞こえてきて、ちょっと待っていると袋に入ったおみくじを渡されました。もちろん、様子は見えないんですが、こういうのは初めてだったので面白かったです。で、結果は「末吉」でしたzzz。おみくじって不思議と当たってるんですよね。

          駐車場から戸隠山を
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        奥社入口近くに大きな駐車場があります。


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金劔宮 [霊地巡礼/神社仏閣]

【金劔宮】白山七社 本宮四社

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2009年5月上旬参拝
鎮座地:白山市鶴来日詰町巳28
御祭神:瓊瓊杵尊 他(大国主神・大山咋命・日本武命・事代主神・猿田彦神など)

どうも名前が気になるという理由で、白山比咩神社からほど近い金劔宮(きんけんぐう)へ寄ってみました。

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来るまで何も知らなかったんですが、金劔宮は白山七社のうちの一社で、創建が二千年以上も前の古社とのこと。また、この地は元々は劔(つるぎ)や剣と呼ばれ、鶴来町の地名の由来にもなっているそうです(くわしくは右下の画像をクリック)。

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ここのお宮は面白いことに各社殿に引き戸があって「おじゃましま〜す」という感じで中に入ってお参りするようになっています。雪対策とか防犯対策かな?

主祭神はニニギノミコトだそうで、その他いろいろお祀りしているようです。後で知ったんですけど、ここは金運アップに良いらしですよ。でも、そんなお願いはしなかったな。。前もって調べておけばよかったですぅ。

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お宮の裏には、県指定天然記念物のウラジロガシ林という山林がありました。昔は、県内の河川内陸部で広く分布してたそうですが、長年の開発で近年はほとんど見ることが出来なくなった貴重な杜のようです。 案内板には、みだりに立ち入るな、と書いてありました。この山林が御神体みたいなもんなんですかねー(何となく)。

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その他、天の真名井や義経の腰掛け石なんてのもあり、けっこう見どころが多くて面白かったです。実のところ腰掛け石はあまり記憶にないのだけれどzzz..。

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最後に、境内の杜が天然記念物に指定されたのを機に建立したという石碑と、その説明書きをアップしておきます。

白山比咩神社(北参道側)と同じ道路(県道103号線)沿いにあり、車でなら割と近い。駐車場もある。社殿裏にある杜は県指定天然記念物。


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白山比咩神社 [霊地巡礼/神社仏閣]

【白山比咩神社】白山本宮 加賀一宮

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2009年5月上旬参拝
鎮座地:石川県白山市三宮町ニ105-1
御祭神:白山比咩大神(菊理媛神)・伊弉諾神・伊弉冉神

嫁さんのリクエストで永平寺を見学したのち(自分的には、平泉寺白山神社へ行きたかった)、勝山市から国道157号線を北上して石川県の金沢市へ向かいました。

          北参道入口
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北陸道を使わず、わざわざ国道157号線を選んだのはルート上に白山比咩神社があったからです。だいぶ前ですが、以前にも逆ルートで立ち寄ったことがあって今回もぜひお参りしたいと考えていたんです。

          拝殿から御神門を
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大きな駐車場に車を止め、北参道から拝殿へ行くと何やらお賽銭の回収時間であったらしく、しばらく待つはめになってしまいました。といっても小銭くらいしか入れないんですけど、お賽銭をあげないと何だかすっきりしないんですよね。じーっと10 分くらい待ってると作業が終わったので、さっそくお参りを済ませてから境内を見て回ることにしました。

               奥宮遥拝所(鳥居の所)
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拝殿から見て左手に奥宮の遥拝所があって白山を拝めるようになっていました。大きな石が三つ並んでいるんですけど、おそらく大汝峰、御前峰、別山を見立てているんでしょうねー。すぐ近くには大きな木々があって、気になる木でした。

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神門を出るとすぐ左に荒魂前神社があって、名前からして荒御霊を祀っているのかと思いましたが、荒御前大神、高日大神、日吉大神、住吉大神をお祀りしているようです。

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次に、表参道を歩いてみることにしました。大きい駐車場に車を止めてしまったので北参道から入ってしまいましたが、こちらが表だったんですね〜。実に気持ちの良い参道でして、老木や琵琶の滝などもありました。上下の画像は、表参道の鳥居から入った順に載せています。

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ちなみに御祭神と御由緒は白山比咩神社H.Pでどうぞ。
http://www.shirayama.or.jp/

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余談ですが、個人的にここで気になるのは主祭神の菊理媛神(くくりひめ:経緯はわからないが後の世に白山比咩大神と菊理媛神が同一神とされたので本来は関係がないとも)です。

『日本書紀』の一書にイザナギとイザナミが喧嘩別れしてたところククリヒメの一言で仲直りした記述があったことから縁結びの神様として知られていますが、ここで面白いと思うのは、生(イザナギ)と死(イザナミ)は分かれているものではなく連続しているもの、つまり一括り(ククリヒメ)のものだよということを暗示しているように思えることです。

生死でなくとも、例えば男女や光と闇でもいいと思うんですけど、対極に見えるものが本来は一つということを示している存在ということですね。まあ、当たり前のことなのかもしれませんけど、神話にちょろっとしか出てこないのに、とても重要な役割の神様のような気がして何だか気になる神様なのでした。あくまでも個人的にですけれど。

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北参道側に大きな駐車場がある。表参道にも駐車場があるが、それほど大きくはなかった。しかしながら表参道は心地よい道であったのでこちらをお勧めしたいところ。また、大火のため現在の鎮座地(三ノ宮)へ遷座する前は加賀一宮駅裏にある森に鎮座していたとのことなので、電車で乗り継いで行く場合には寄ってみるのもいいかも。ぼくは、このことを後で知ったので寄れなかった。神社には宝物館もあり見どころがたくさんある。



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永平寺 [霊地巡礼/神社仏閣]

【永平寺】曹洞宗 大本山
 福井県吉田郡永平寺町志比5-15

もう10年くらい前ですが、有り金を持って一人旅へ出かけたことがありまして、その際にたまたま立ち寄ったのが曹洞宗大本山の永平寺でした。泊まる宿がなく、門前のお土産屋さんの公衆電話から東尋坊の宿へやっと予約出来た思い出がある場所です。

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昔、禅というものに興味があって、悟りとは何であろうかとか、座禅をすればその境地を垣間見れるのではないかとか、一種の憧れみたいなものを感じていた時期がありました。その後結局、どうでも良くなって今日まで座禅体験すら一度もしていないんですけど。

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さて、今回は旅の予定には入れていなかったのですが、急遽嫁さんのリクエストで立ち寄ることにしました。ぼく的には一度見たからいいやって感じでしたが、初めての嫁さんはそうはいきません。有名なお寺ですし、胡麻豆腐も売っていますからね。

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さっそく入口で拝観料500円の切符を買って中に入ると、ものすごい数の観光客(自分もそうだが)であふれかえっていました。何で今回予定から外したかったというと、時間的なこともありましたが間違いなく混雑してゆっくり見れないと思っていたからです。G.Wですし予想は100%当たると思っていたので驚きはしませんでしたが、上の方の法堂(仏殿かも)の回廊なんかは長蛇の列になっていました。

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迷路のような境内を駆け足で回り、時間もないので外へ出ることにしました。急いで回っても1時間近くかかったと思います。なんて大きなお寺なんだ。さすが大本山。

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印象深かったのは、これだけ観光客がいる中で、もくもくと掃き掃除をしている若いお坊さん(学生さん?)の姿です。掃除をしているだけなのにパチパチ撮られて、さぞかし色んな煩悩やら想念が湧いてくることでしょう。いや、もう慣れてしまったとか。ともあれ、きっと観光客の相手も修行の一環と考えているんでしょうね。

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次は、いつになるかわかりませんが、なるべく平日とか人が少なそうな時に参拝したいと思います。とにかく人が多くて疲れました(これも修行だ)zzz...。

※由緒等はググルとたくさん出てきます。
G.Wということもあり、境内はもちろん駐車場も大変混雑していた。ぼくらは運良く民間の駐車場にすんなりと入ることが出来たが、永平寺近くのパーキングへ入る車は長蛇の列を作っていたので混雑期は早い時間帯、もしくは近くの宿へ泊まるのが良いかもしれない。前回は平日だったのでそれほど混んでいなかった覚えがある。お土産は胡麻豆腐が有名。門前のお土産屋さんで買える。


タグ:福井
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白山中居神社と石徹白の大杉 [霊地巡礼/神社仏閣]

【白山中居神社】御祭神:伊邪那岐大神 伊邪那美大神 菊理媛大神

阿弥陀ヶ滝から桧峠を越えて、同じく白鳥町の石徹白(いとしろ)に鎮座する白山中居神社(はくさんちゅうきょじんじゃ)へと向かいました。

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当初は、石徹白の大杉を見るついでくらいにしか考えていませんでしたが、宿泊先にあった雑誌に磐座の写真が掲載されていて、嫁さんと「神秘的な写真だね、どこの神社だろうね」と確認してみると、偶然にもその写真は白山中居神社のもので、これは面白そうだということでゆっくり見て回ることにしたんです。

           大きな杉の木が並ぶ参道
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着いてまず驚いたのは、神社一帯が巨木の森になっていること。予備知識がほとんどないまま行ったわけですが、まさに神域という言葉がぴったりな場所でした。

           橋を渡ると本殿がある境内に出る
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特に、本殿裏にどーんとそびえる大きな杉の木は圧巻です。どのくらいの年月が経てば、これほど太くなるのかわかりませんが、古木だというのに活き活きとしていて生命力の凄さを感じます。また、境内周辺はブナの原生林(県指定天然記念物)であり、さらに裏手を登って行くと浄安杉という森のヌシがおられるそうです。

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私見ですが、ここはどことなく熊野の玉置神社や戸隠の奥宮などの雰囲気に似ている気がします。同じ山岳信仰の場だからかもしれませんが、山や森の気みたいなものを感じられる場所だと思いました。

          覆屋造りの本殿 両脇には東相殿と西相殿も
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本殿の手前には、その雑誌で見た磐座がありました。古代の祭祀場跡なんでしょうか。また、風雨によって倒れた神木の中から出てきたという玉石が展示されていました。木の中から出てくるなんて面白いですよね。しかも丸いなんて。

          磐座と神木から出てきたという玉石
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石徹白は、白山信仰と深いつながりのある土地で、昔はここを中継して白山へと向かったそうです。また、江戸時代の頃は天領であったらしく、ここの人たちは苗氏帯刀を許されていたとのこと。昔から特別な場所だったということですね。

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ちなみに、ご祭神は伊邪那岐大神、伊邪那美大神、菊理媛大神です。神話からすると、仲違いした二人が、仲介があって仲直りしたってことですね。夫婦仲や彼氏彼女で悩んでる方は、一度お参りしてみるのもいいんじゃないでしょうか(保証はできかねます)。

鳥居脇には綺麗な水芭蕉が咲いていました
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【石徹白の大杉】
白山中居神社から石徹白川沿いの林道を溯ること約6km。白山登山道の途中に、石徹白の大杉(石徹白のスギ)と呼ばれる巨木が立っています。幹周りが13mとも14mともいわれ、樹齢は1800年と推定されているそうです。また、国指定特別天然記念物でもあるそうです。

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白山登山道の駐車場に車を止め、420段あまりの階段をたんたんと登って行くと、大杉の姿が見えてきました。もう、ほんとにデカーイ!としか言いようがありません。

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大杉の周りには柵みたいなものがありましたが、ロープは張られていなかったので近くまで寄って見てみました(注意書きはなかったけど本当はいけないのかもしれない)。事前に調べて知っていたんですけど、やはり半分枯れているようで少し元気がないように感じます。

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裏手に回ってみると、湿地帯のようになっていて足下がぬかるんでいました。この水があれば、まだまだ大丈夫かなとも思いましたが、でもやっぱり屋久島の縄文杉みたく柵で囲って遠くから眺めるようにしたほうがいいんじゃないかな?と思ったり。

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それにしても、木の生命力には驚かされます。いつかこの木も、命を全うする日が来るのかもしれませんが、末永くその姿を見せて欲しいなと思います。

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関係ないですが、石徹白川沿いの林道はとても眺めの良い所でした。広〜い河原の向こうには、まだ雪が残る山々(三ノ峰?)がそびえ、ピンクの山桜がポツポツ咲いていました。まるで、最果ての地に来たような感覚になり、あらためて来て良かったなぁと思いました。また、いつか訪れてみたいです。
国道158号線から県道314号線を石徹白方面へ。つきあたりを(県道127号線)右折。少し走ると白山中居神社がある(駐車場、トイレあり)。石徹白のスギは、ここからさらに石徹白川沿いを約6kmほど溯った場所にある。白山登山道入口から420段の階段を上りきると正面に見えてくる。石徹白川沿いはとても美しい風景。





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飛騨一宮水無神社 [霊地巡礼/神社仏閣]

【飛騨一宮水無神社】飛騨国一の宮 総社

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2009年5月参拝
鎮座地:岐阜県高山市一之宮町石原5323
御祭神:水無大神(御歳神の説も)

小坂町を後にし、やっぱり飛騨に来たらお参りしなきゃあかんだろーってことで、次の目的地の途中にある水無神社へ立ち寄りました。1年半前くらいにも参拝したことがあるので今回で2回目です。

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水無神社は「みなし」と読ませるそうで「みずなし」とも読むことがあるそうです。また、御祭神は水無大神とのことですが、御歳神など諸説あるようです。御神体は、巨石群がある位山とのこと。ここらへんは、Wikipedia等がくわしいのでググってみて下さい。

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ここは、さすが飛騨国一宮だけあって境内も広くて立派です。でも、G.Wだというのに人が少ないなぁという印象。前回もそんなことを思ったんですけど、やはり高山市街から数キロ離れているからなんでしょうかね。

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境内には、ダム開発で水没した旧白川村の白川神社があって、ここに遷座したとのこと。また、一夜にしてネジ曲がったというネジの木や、神木の大杉、神馬など見どころも多数あります。

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以前、参拝した際に神職さんの勧めで手水の水を飲んだことがあるのですが、まろやかで美味しい水でした。また、神職さんのご好意でペットボトルを頂き持ち帰ったんですけど、その時腹痛だった嫁さんが何故か飲んだ後にすっかり治ってしまったというエピソードがありました。ただの思い込み効果かもしれませんけど、そんな事があったので今回はペットボトルを持参して、ちゃっかり持ち帰らせて頂きました。

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ちなみにここは通常、神門から参拝するようになっています。拝殿は神門から見え(トップ画像)、その奥に本殿があるようです。一旦、外に出て回り込めば本殿も見えるみたいです。

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奥の宮が位山にあるみたいで、そっちにも是非行ってみたいと思っています。巨石群というのも一度見てみたいですしね。ところで、その巨石群って何なんでしょうか。古代の祭祀跡なんですかねー。ググルと、ピラミッドだ!なんて主張しているサイトもあるみたいでが、真相はさて?皆神山とか青森の(上)大石神ピラミッドなら行ったことがあります。宮島の弥山や筑波山、大山阿夫利神社も同じかな?いずれも、たまたま行っただけですけどね。


         駐車場は数台止められるスペースがありました。

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岩船地蔵尊 [霊地巡礼/神社仏閣]

最近、仕事等でバタバタしていまして久々の日記更新です。千葉県の外房までお墓参りに行ってきました。

この日は朝から国道も高速道路も大渋滞していまして、いつもなら2時間半もあれば余裕で着いてしまう距離を四時間ほどかけていすみ市の大原に到着。3連休+アクアライン割引が始まったので多少は覚悟していたんですけど、まさかここまで外房方面が渋滞してるとは思いませんでした。

       岩船地蔵尊にて「ん!寄付したのにオレの名前がない」とのこと
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で、お墓参りをすませて父の実家近くにある岩船地蔵尊という所へ寄りました。海にせり出すように建っていて、とても眺めが良いところです。ここには、いつもこっちに来た時に寄っているんですけど、最近むしょ〜に海の音が聞きたかったので一石二鳥になりました。

             お堂から
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ここのご本尊様(地蔵尊)は、寄木造りの像高33センチメートルの室町期の作らしく町指定の文化財になっているそうです。また、いすみ市商工会のHPによると

「岩船地蔵尊は、昔、『大和国飛鳥の里、春日の宮に安置されていたものを、730年前の第91代御宇多天皇の建治元年(1275)9月、時の中納言藤原兼貞卿が、感ずるところあり、ご本尊および75柱の霊神を奉じ、東国辺土遊航の途中、図らずも台風に遭い、一同船中で一心に尊像を念じたところ、不思議やしばらくして、当浦(当時小千谷村)釣師に漂着し、一漁夫の助力により安らかに上陸することが出来た。朝になり風雨が静まると、船は大きな岩の船と化して海上に浮かび、また尊体安置を示唆する霊岩も同時に出現したので、兼貞卿はその奇瑞(ふしぎなめでたいしるし)に感じて里人と相談し、この地に堂宇を建立した』と伝えられています。
この時から、小千谷村は岩船村と呼ばれるようになり、地蔵尊のご利益顕著なことが広く人々に知られ、あまねく四方に響きわたりました。以来七百有余年、今では海上安全・五穀豊穣・諸願成就の守り本尊として近郷の人々の信仰を集めております。」

とのことです。参考http://www.isuminavi.jp/jizouson/

           お堂から漁港方面を
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すぐ隣に、小さな島があるんですけど陸続きになっているところを初めて見ました。せっかくだから、砂浜に降りて島に直接触ってみようと思ったんですが、まわりが長居したくなさそうだったので諦めました。ちょっと後悔。ちなみに、この島は「すずめ島」と聞きましたがはっきりしません。たしかに、すずめがたくさん居るのを何度か目撃してますが、、たぶん親父が勝手に名付けたんだろうなぁ。もしくは、これが岩船とか?

         その名前がわからぬ島 引き潮だから砂浜が?それとも?
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今度来る時は、一人でゆっくり散策しようと思います。じゃないと、海すらゆっくり見れませーん。関係ないけど、父がここの改修時に寄付をしたらしいのですが石碑に名前が無いと嘆いていました。それは残念だったね〜。というか、今頃確認したのか。。

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北口本宮冨士浅間神社 [霊地巡礼/神社仏閣]

【北口本宮冨士浅間神社】
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2008年11月参拝
鎮座地:山梨県富士吉田市上吉田5558
御祭神:木花開耶姫命/彦火瓊瓊杵命/大山祇神

忍野八海を後にしたのがPM4:00前後。既に暗くなってきたので、次の目的地だった北口冨士浅間神社は諦めようと話していたのだけど、ちょうど神社の駐車場前で信号待ち(渋滞)になったのと、その参道があまりにも異界チックだったので急遽ハンドルを切ってお参りすることにしました。

             参道
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木々で鬱蒼とした長い参道を歩いていくと、木造では日本一大きいという鳥居が見えてきました。そして、隋神門をくぐると神楽殿の向こうに朱塗りの拝殿(国指定重要文化財/一番上の画像)が見えました。何ともいえない威厳を感じる社殿で、たしか2度目の参拝のはずなのに初めて来たような感覚になり思わず心が躍りました。ずいぶん前に参拝したので、どんなところだったのか忘れていただけなんですけどねzzz..。いやでも、ほんと素晴らしい社殿なんです。

          大きな鳥居
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その社殿の目の前には、冨士太郎杉という大きな杉の木がそびえています。ほんとびっくりするほどデカイ、太いんです。また、社殿右側には冨士夫婦檜という、これまた大きな木が立っています。両方とも、まさにご神木ですね。見てて畏敬の念が湧いてきました。

          冨士太郎杉(手前)と冨士夫婦檜(拝殿向こう側)
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すっかり暗くなってしまったのと、駐車場(神社側)の時間がPM4:30までと書いてあったのが気になって急ぎ帰ることにしました。本当は、もっとゆっくりしたかったんですけど…。ま、両親はぼくみたく神社に興奮するタイプでもないので今回はちょうど良かったのかもしれません。もう、寒いですし待たせるのも何なんで。

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後で知ったんですけど、東宮本殿と西宮本殿というのもあったみたいですが(いずれも国の重要文化財)残念ながらこちらは見落としてしまいました。今度は、ゆっくり参拝させてもらおうと思います。ここの雰囲気、とても気に入りました。

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イチョウの木が落とした葉っぱが、黄色い絨毯になっていました。紅葉の季節って絵になりますよね〜。どこ行っても混みますけど。。ちなみにこの日、家に着いたのが夜の9時過ぎでした。富士山周辺も混んでましたけど、中央高速も半端ない大大渋滞でしたzzz..。

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駐車場は国道挟んで向かい側と神社入口に。また、社殿近くにもあるようでした。


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富士山本宮浅間大社 [霊地巡礼/神社仏閣]

【富士山本宮浅間大社】駿河国一之宮
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2008年11月参拝
鎮座地:静岡県富士宮市宮町1-1
御祭神:浅間大神/木花之佐久夜毘売命(主祭神)瓊々杵尊/大山祇神(相殿神)

白糸の滝を見た後、富士山本宮浅間大社に参拝してきました。ぼくは何度かお参りさせてもらっているのですが、家族は初めてだったようです。

          楼門
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当日は、ちょうど新嘗祭(にいなめさい)の日で、お米や野菜がお供えしてありました。新穀の収穫に感謝するお祭りですね。また、この日は七五三の参拝者で賑わっていまして、小さな子供の着物姿が微笑ましかったです。

          お供え物
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          境内にて
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新嘗祭だった為か、拝殿左右に真榊が立っていました。織物の色が晴天に生えてとても綺麗でした。下の写真は右側の真榊です。鏡と勾玉が付いています。ちなみに左側は剣になりますが、確かめてはいませんzzz..。

              真榊
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          本殿 浅間造りといい、他には例がないらしい
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ここの神社は見どころがたくさんあるのですが、中でも一番目につくのは湧玉池だと思います。浅間大社のHPによると「この池は富士山の雪解け水が何層にもなった溶岩の間を通り湧出するもので、特別天然記念物に指定されています。 清水の湧出する水源の岩上には朱塗優雅な水屋神社があります。富士山登山者はこの霊水に禊ぎをして登山する古くからの習わしがあります」とのことです。http://www.fuji-hongu.or.jp/sengen/hongu/index.html#0301

              天然記念物の湧玉池
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以前来た時は、道路にまで水が溢れていたのですが、この日は少し水位が低いように思いました。普段がどのくらいなのかわからないので何ともいえませんが。でも、あいかわらず透き通っていて綺麗な水でした。鴨や魚もたくさん泳いでいます。

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帰り、鳥居前から富士山が見えました。富士山て、どこから見ても綺麗ですねぇ。からっと明るい良い神社でした。


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九頭龍神社 [霊地巡礼/神社仏閣]

【九頭龍神社】2008年11月参拝
所在地:東京都西多摩郡檜原村数馬7076
御祭神:九頭龍大神 天手力男命
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九頭龍神社というと箱根が有名みたいですが、桧原村にも同じ名前の神社があったので寄ってみました。2月にもお参りしたので、今年2度目の訪問です。

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正確な創建は不明みたいですが、ここの宮司さんのご先祖が氏神様として祀ったのが始まりのようです。小さい神社ながら、力強く威厳がある感じがします。
http://www.kuzuryujinja.net/

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境内には、紅一点のもみじがあり鮮やかに色づいていて綺麗でした。また、鳥居の両脇にご神木がそびえているのが印象的でした。毎年9月第二日曜日の例大祭には、東京都無形文化財指定の太神楽やバカ面囃子等の伝統芸能がここの境内で奉納されるそうです。一度、見てみたいですね。

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神社から少し登ったところに、九頭龍の滝という落差10m2段の滝があります。禊ぎ場になっているようです。前回は雪に阻まれ行けず、今回は完全に忘れていて行けずでなかなか見ることができませんが、次回こそはと思っています。

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ここの宮司さんの家は、「古民家の宿 山城」という宿も経営されているようですよ。なかなか良さそうな宿です。食事処もあるみたいなので、お昼に立ち寄るものいいかもです。
http://www.yamashiro1336.com/

駐車場は神社入口正面に2、3台くらいのスペースがありました。カーブにあるので見通しは良くないです。滝は、神社からそれほど離れていません。歩いて行けます。



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恵林寺 [霊地巡礼/神社仏閣]

西沢渓谷へ行ったついでに、恵林寺にも寄ってみました。
といっても2週間以上も前の話になるのですがzzz..。

快川和尚の「心頭滅却すれば、火も自ずから涼し」の句が掲げられている山門
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恵林寺は、武田信玄ゆかりのお寺です。実はわたくし、信玄公が大好きでありまして、前々から訪問してみたいと思っていました。http://www.erinji.jp/

開山堂
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恵林寺には、信玄ゆかりの品々が展示されています。とりあえず同行者を放置し、一人で宝物館へ行くことにしました。ここには、有名な孫子の旗(風林火山)や信玄所用と伝わる刀などが展示されています。その他、どこかで見たことがある品々があるわあるわで涙ものでした。興味がない人には何のこっちゃでしょうけど。http://shingen.iooo.jp/

宝物館
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宝物館を堪能して、境内を見て回ることにしました。ここは、想像していたよりも広々としていて、とても気持ちの良い空間でした。

武田菱
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本堂と庫裡は、築100年あまりだそうですが(明治時代に焼失したため)、立派で重厚です。屋根の武田菱がまぶしいー。

     受付
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同行者二人と合流して、本堂の中に入ることにしました。受付の上の梁に目が釘付けです。さらに進んで行くと、大きな広間で禅体験をしている人たちがいました。一度、ぼくも体験してみたいと思っているんですけどね。

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うぐいす廊下という、まさに踏むと鳴く廊下を抜けると有名な不動明王像が安置されていました。おー、これがあの不動明王!ちょっとどころか、かなり感動です。

不動明王像
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次に、信玄公の墓や家臣の墓を抜けると庭園が見えてきました。国の名勝に指定されているらしく、とても綺麗な庭園でした。こんなところで毎日くつろぎたいものよのぉ。

庭園
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帰り、駐車場の近くに居たワンちゃんと戯れていたら、いきなり自らくるりと仰向けになってこっちを見ているのでお腹をさすってあげました。とっても気持ちよさそうな顔をしていて思わず笑ってしまいました。

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他にも、何故か色んな動物たちがいる恵林寺なのでした。

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遅い昼食は、お寺近くにある「いろり」というお店でほうとうを食べました。ここのお店、なぜか葛飾北斎や狩野探幽の絵が飾ってありまして、ちょっとお得なお店なのでした。他にも甲冑などが展示されていました。

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また、近くには武田家の狼煙台跡(復元)もあり、信玄ファンとしては嬉しいお店でした。あ、ほうとうも美味しかったです。

狼煙台(お店の反対側)
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行き方はこちらから↓

大きな地図で見る

タグ:山梨県
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大山阿夫利神社 [霊地巡礼/神社仏閣]

【大山阿夫利神社】2008年9月

所在地:神奈川県伊勢原市大山355
御祭神:大山祗大神 高オカミノ神 大雷神

下社拝殿
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友達を誘って「大山阿夫利神社」へ行ってきました。一応、参拝目的で行ったんですけど、本社が標高1253mの大山々頂にあるので、ほぼ登山をしてきた感じです。山頂までは、きつ〜い登りが延々と続いて、情けないことに休み休みでやっと辿り着きました。誰でも行けるけど、気軽に上までは行けない、そんな感じの神社です。

さあ出発!
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入口に一番近い市営第二駐車場(600円)が並んでいたので、少し降りたところの民営駐車場(1000円)に車を止めてさぁ出発。これからずっと登りです。参道には、旅館や土産屋が並んでいて、大山名物の「豆腐」料理も食べられます。ぼくらも登る前に豆腐をお腹の中へ。うーむ。。豆腐という感じ。ちなみに、胡麻味と普通の冷や奴を頼みました。

大山名物の豆腐                下社駅にて 
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参道を登って行くとケーブルカーの追分駅に着きました。ここから下社までケーブルカー(片道450円)です。見るからに急勾配!なんだかワクワクしてきます。そして、わずか6分で下社駅に到着です。楽ちん楽ちん。

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駅を降りると、ここにもお土産屋さんが並んでいました。豆腐ソフトクリームを食べたいと思いつつ、まずは先にお参りすることに。そして、ちょっと長めの石段を登ると、いよいよ大山阿夫利神社下社に到着です。

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大山阿夫利神社は、下社と本社に分かれていて、大山祗大神(おおやまつみのかみ)、高オカミノ神(たかおかみのかみ)、大雷神(おおいかつちのかみ)を祀らわれています。昔は、神仏習合の山でもあり、一大霊場として栄えていた時もあったようです。また、年間通して参拝客や登山客が絶えず、初詣にはたくさんの人で賑わうとのことです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/大山阿夫利神社
http://www.afuri.or.jp/gods.htm
↑くわしくはこちらを

最近は、大山祗大神に縁があるのか、よくこの神様を目にすることが多いです。神話に出てくる、木花開耶姫(このはなさくやひめ)と磐長姫(いわながひめ)のお父さんですね。

登山口                    案内板
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さあ次は、山頂の本社です。下社の左に登山口があって、入山お祓い初穂料100円を納め、祓串で自祓いをしてから登ります。そして、いきなり急勾配の長い階段です。むむむ。。先が思いやられまする。

最初の階段を登って見下ろした図        山道途中で下を見た図
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階段を登りきると、すぐに登山道です。噂には聞いていましたが、これはまさしく登山道です。それほどでもないだろ〜という甘え考えがすぐに一変しました。その証拠に、ぼくらはスニーカーで、周りは山仕様。念のため持ってきたトレッキングシューズは。。何と!車に置いてきてしまいましたわ!ゴツゴツした石段がソールの薄いスニーカーに刺さりそうです。写真を撮る余裕などありませーん。

山頂の鳥居                  売店にて
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何度も休憩をとり、やっとのおもいで山頂に到着。ちなみに登山口から1時間30分かかりました。さっそく、休日しか開いてないという売店で飲み物を購入し一気飲み。生き返ります。。

滝巡りをしている関係で山林に入る機会は多いんですけど、正直ここは急勾配の連続できつかったです。「雨降り山」とも形容されるこの山には、必ずそれなりの格好で行きましょう。ちなみに、帰りの下りで少しばかり雨に降られました。レインコートは準備していたんだけどね。

本社拝殿内にて                奥の院
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本社と奥の院でお参りした後、霧が出てきました。展望が素晴らしいと聞いていたけど、全く何も見えません。でも、そのおかげで信仰の山らしく、どこか神話的でそれはそれで良いな〜と思いました。霧って何だか神秘的な雰囲気にしてくれますよね。ここの神様に感謝です。

少し休んでから、ケーブルカーの時間もあるので急ぎ下社まで下ることにしました。さすがに下りは早くて約45分くらいで着いたのですが、膝痛が再発してチト辛かったです。

               下社社殿にある井戸
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下社に着いてすぐ、名水が湧くという井戸に行ってみました。味はあまり覚えてないんですけど、手を洗ってみたら何だかとても気持ちよかったです。疲れが癒される感じ。ちなみに井戸は、下社裏手の地下道を通ったところにあります。拝殿と本殿の間になるのかな?

二重の滝                   二重社
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ケーブルカーに乗ろうと思えば、ぎりぎり終電に間に合ったのだけど、まだ見ていない場所があったので諦めることにし、まずは下社から10分くらいの二重の滝に向かうことにしました。この滝は、細いながらも良い滝でして意外と落差もあります。隣には二重社という摂社があって、八大龍王というノボリが立っていました。

ここで、数名のレスキュー隊員とすれ違ったのだけれど、どうやら足を滑らせて落ちた人がいたようです。土産屋の人に聞いたら「しょっちゅうだよ」とのこと。

                大山寺とワンちゃん
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次に、女坂を下って「大山寺」に行くことにしました。途中、女坂の七不思議というのがあって面白かったんですけど、ここでもきっつい階段を下りるはめに。うーん、しんどい。

で、お寺に着いたものの既に閉まっており、祀っている不動明王像を見ることが出来ませんでした。ざんねーん。でも、二重の滝から不動明王を祀る大山寺というコースは何だか面白いです。滝は、龍や不動明王に縁があるようですから。ちなみに、ここで厄除けの?瓦投げが出来ます。むろん、これも出来ず。。

               やってみたかった!
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大山寺を後にし、けっこう下った所でふと後ろを振り返ると、お寺にいたワンちゃんが後をついてきていました。もう、日も暮れ始めていたから途中まで見送ってくれたのかな?ありがとう!

あ、そういえば豆腐ソフトクリームを食べ忘れました。お土産に「大山豆腐」は買えたんですけども。

※全てGRDにて撮影

東名高速道路厚木I.Cを降りて、国道129号線から国道246号線に入り、伊勢原交差点を右折。高速道路をくぐって「大山」の標識を左折(611号線)。あとは標識通りに進めば駐車場へ着く。市営駐車場は2つあるが満車の時は民営駐車場へ。ちなみに市営が600円で民営が1000円。市営に止めるなら早めに行った方が良い。また、山頂まで登るのなら雨具と山用の靴は必ず。充分な水分も必要。



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大湯環状列石 [霊地巡礼/神社仏閣]

【大湯環状列石】秋田県鹿角市十和田大湯字万座/字野中堂
2008月8月訪問
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東北北部の滝巡りをしている途中、一度見てみたかった大湯環状列石(ストーンサークル)に立ち寄ってみました。

                野中堂環状列石
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大湯環状列石は、秋田県北部の鹿角市にある縄文時代後期の遺跡です。約4000年前のものだそうで、万座環状列石と野中堂環状列石を中心とする実物の遺跡群を露出展示しています。

                日時計?それとも?
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           野中堂配石遺構群にて なんで石の種類が違うのだろう
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ここの環状列石は大規模な遺跡で、万座環状列石は直径52mで日本最大のストーンサークルなのだそうです(野中堂環状列石は44m)。また環状列石の周囲には建物跡や配石遺構群などもあり、じっくり見て回ると時間がかかります。

                  万座環状列石
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              散歩にはもってこいの広い敷地
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大湯環状列石は、発掘調査によって「集団墓」や「祭祀場」であったと考えられているそうです。日時計みたいな石があったり種類が違う石が並んでいたりして、たしかにそんなイメージが湧いてきます。しかも、これらが実物だというのだから驚きです。

                大湯ストーンサークル館
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遺跡群の隣には「大湯ストーンサークル館」という資料館があり、環状列石の説明や出土した土器土偶などが展示されています。せっかくなのでぼくらも入ってみたのですが、なかなか見ごたえがありました。しかも写真撮影OKの太っ腹です。

                  館内で
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館内も結構広くて、ゆっくり見て回るとそれなりに時間がかかります。あと、後で知ったんですが「史跡ボランティアガイド」というシステムがあって、館内を無料で説明してくれるそうですよ。ただ、予約した方がいいみたいです。そういえば、長野の「尖石」でもボランティアの方が丁寧に説明してくれたのを思い出しました。ちなみに、入館料はかかります(たしか300円)。

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意外と見どころが多くて時間がかかってしまいましたが、直に縄文の遺構に触れることが出来てとても有意義な時間を過ごせました。縄文時代って、どんな世界だったんでしょうね。ユートピアかな?関係ないけど、トイレは館内にしかないので注意。

※参考:「大湯ストーンサークル」ホームページ/くわしくは検索してみて下さい。
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東国三社+ [霊地巡礼/神社仏閣]

週末、東国三社+麻賀多神社へ参拝してきました。


東国三社とは「鹿島神宮」「香取神宮」「息栖神社」の三社を指し、千葉県と茨城県にまたがる水郷と呼ばれる地域に鎮座しています。平安時代に成立した『延喜式/神名帳』によると、当時、神宮の称号で呼ばれていたのは伊勢神宮と鹿島神宮と香取神宮の三社だけのようで、古来から格式高い神社として崇敬されてきたそうです。

面白いことに、この東国三社を線で結ぶと綺麗な直角二等辺三角形が現れるそうで、何か意図的に配置されてる気がしてきます。

今回は鹿島神宮→息栖神社→香取神宮→麻賀多神社の順番で回ってみました。

【鹿島神宮】常陸国一ノ宮
茨城県鹿嶋市

入り口
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拝殿
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広大な森の敷地に本殿・奥宮などが点在しています。大鳥居から最奥には「要石」という霊石があり、地震を起こすナマズの頭を押さえているという伝承があるそうです。頭だけしか見えていなく、どれだけ地中に埋まっているのかは不明とのことでした。
宝物館には国宝の直刀(別称:ふつのみたまのつるぎ)があり日本最古最大といわれているそうです(たしかにでかかった)。その他、御手洗池など見どころ多数。本殿後ろのご神木が大きいです。ご祭神は武甕槌神(タケミカヅチノカミ)。

奥宮
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鹿島神宮の要石(フラッシュたいてしまったので見えづらいですが)
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初めは香取へ行く予定が、高速を降り忘れて鹿島が最初になってしまいました。まずは、鹿島へ行けってことなのでしょう。ちなみに昔は息栖→香取→鹿島の順番でお参りしていたそうです(追記:決まりはないと思います)。
着いてしばらくすると、空中を漂うとても細かい霧雨が降ってきました。猛暑続きだったから涼しくて助かりましたが、なんだか不思議な光景でした。
あ、そういえばせっかく要石があるというのに地震が少なくなるよう頼むのを忘れていました。最近、地震多いですよね。

【息栖神社】
茨城県神栖市

入り口
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拝殿
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神栖市、常陸利根川沿いに鎮座する息栖神社は、あまり観光地化されてる様子もなくひっそりと森の中にたたずんでいました。意外なことに社殿が鉄筋コンクリート製。昭和35年に火災で焼失してしまい建て替えたためらしいです。
境内に「力石」や「夫婦杉」があり、川沿いには日本三霊水の「忍潮井」という井戸が鳥居の両側に2つあります。主神は岐神(クナドノカミ)。相殿に天鳥船神(アメノトリフネノカミ)・住吉三神。

忍潮井の案内板
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地元のおばあちゃんと思われる人に何故か神社に関するパンフを頂いたんですけど、家に帰って見てみたら「偶然に来たと思うな、神の導きである」と書いてありました。ひゃ~、偶然じゃなかったんだね。それにしても日本三霊水といわれる井戸は少々汚かったなぁ。見た目だけなのかもしれないけれど。

【香取神宮】下総国一ノ宮
千葉県香取市

入り口
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拝殿
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鹿島神宮と同様、こちらの敷地も広いです。黒塗りの本殿&拝殿が印象的。境内にある巨木(杉)たちが歴史の深さを物語っています。
香取神宮にも「要石」があります。ちなみに鹿島の要石が凹で香取が凸の形をしていて対になっているとのこと。また、宝物館に国宝「海獣葡萄鏡」が展示されています(今回はパス)。香取も見所が多いですね。ご祭神は経津主神(フツヌシノカミ)。

香取神宮の要石
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ご神木の杉
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三社の中では、ここが一番好きですね。本殿周辺の雰囲気が好き。大きな杉が目に入った瞬間ときめきました。上の画像は拝殿の右側にある御神木。

【麻賀多神社と大杉】
千葉県成田市

入り口
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拝殿
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千葉県成田市の台方に鎮座しています。麻賀多とは当地が麻の産地であったこと、または勾玉が出土したことによるとも。家紋が麻の紋。境内奥に「大杉」がそびえ立っています。東日本一というその大杉は、まさにご神木。この杉だけでも一見の価値ありでしょう。本殿裏に「天之日津久神社」が鎮座していました。ご祭神は和久産巣日神(ワクムスビノカミ)または稚産霊命(ワカムスビノミコト)。
1km先の舟形には奥宮が鎮座しています。印旛国造「伊都許利命」の古墳も隣接しています。

東日本一という大杉(周りの木々と比べてみて下さい)
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ネットで調べた印象では、ひっそりしているのかなと思っていたけど、当日は夏祭りの準備をしていて、にぎやかな神社になっていました。やっぱ大杉がすごい。最近、巨木に出会うことが多いです。あと、境内にある天之日津久神社と祓戸が印象的でした。


以上、参拝日記。
全てGRDにて撮影。

※ブログ始めたばかりなので、慣れるまで少しばかり編集するかもです。ご容赦下さい。
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出羽三山へ3 羽黒山 [霊地巡礼/神社仏閣]

【羽黒山 出羽三山神社2008年5月
所在地:山形県鶴岡市羽黒町手向字手向7
御祭神:下記へ
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出羽三山は「月山」「湯殿山」「羽黒山」の総称で、約1400年前の飛鳥時代に崇峻天皇の子、蜂子皇子が開山したと伝わる修験道のメッカです。その三山の一つ、「羽黒山」は月山の北側に位置する山で、頂上には「出羽三山神社」があり三山の神様を合祀しています。

さあ出発                    神橋
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頂上には車やバスで行くこともできますが、せっかっくなので麓の隋神門から2446段の石段を登ることにしました。この後すぐに大変な思いをするわけですが「やはりここは昔の人のように歩かないと」と、なぜかそう思ってしまったんですね。

  須賀の滝                   爺杉と五重塔
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出発して少し下ると「神橋」があり、さらに祓川を渡った所に「須賀の滝」がありました。滝というよりシミという感じでしたが、昔はここで身を清めたようです。そこからまた少し歩くと、有名な「国宝 羽黒山 五重塔」があります。平将門が創建したそうで、現存しているのは1378年に再建されたものだそうです。すごい。

                先が思いやられます
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五重塔を過ぎると登りになります。まずは一ノ坂。登っても登っても先が見えません。やっと平坦な道に出たと思ったら次は二ノ坂です。覚悟はしていましたが、ここまで凄いとは思いませんでした。もうまさに修行です。

                 二ノ坂茶屋にて
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二ノ坂茶屋で庄内平野を眺めつつ休憩し、次は三ノ坂です。まだあるのか!という感じでしたが、クタクタになって登りきると山頂に出羽三山神社がありました。達成感たっぷりです。そして、とりあえずは一休み。

             三神合祭殿
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出羽三山神社の御祭神は以下の通り。

  月山神社:月読命(月山権現)/阿弥陀如来(本地仏)
  出羽神社:伊氏波神・稲倉魂命(羽黒権現)/正観世音菩薩(本地仏)
 湯殿山神社:大山祇神・大己貴命・少彦名命(湯殿山権現)/大日如来(本地仏)

以上、Wikipedia参照。

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境内には「鐘」などもあって、ここが昔お寺であったことが想像できます。また、鏡池というのもあって綺麗でした。三神合祭殿は、茅葺き屋根でずっしりとした印象です。独特な造り。しかしながら、登山ばりの参道でほとほと疲れてしまい、実はあまり神社周辺を見ていませんzzz…。出羽三山歴史博物館なども見たかったんですけどね。

鐘楼堂                     鏡池
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登ってきたということは、下らなければなりません。時間もないので、お参りもそこそこに下山することにしました。帰りはバスで、という手もあるはあるんですけどまた徒歩です。

      このへんが気持ちいい           まだまだ下ります
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ひーひー言いながら、約1時間かけて隋神門まで戻ってきました。全行程を入れると、約3時間かかりました。思えば、2446段の石段の印象ばかりで山頂の神社の方はイマイチ覚えていないんですよね。

                 もうちょっと
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前の、注連寺と大日坊が予想以上に長かったので押せ押せになってしまい、あまり長居出来なかったのもあるのですが、また訪れる機会があれば今度はゆっくり巡ってみたいです。次、石段を登るかどうかは迷いますが。

                石段には可愛い彫り物も多数
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出羽三山、いつか月山の山頂も挑戦してみたいですね。でないと完了じゃない気が。


大きな地図で見る

詳細は地図参照。隋神門近くには、公営の無料駐車場があったが臨時だった可能性も。山頂へ徒歩で登るなら往復約3時間半はみたほうが良い。健脚であれば徒歩がお勧め。

続きを読む


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出羽三山へ2 注連寺と大日坊 [霊地巡礼/神社仏閣]

【注連寺】新義真言宗湯殿山派大本山
 所在地:山形県鶴岡市大綱中台92-1
 御本尊:大日如来
 2008年5月訪問
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注連寺は、弘法大師空海の開山と伝わる真言宗系のお寺です。この地方(庄内地方)は即身仏が多いことで知られ、こちらのお寺には「鉄門海上人」の即身仏が安置されています。また、作家の森敦ゆかりのお寺でもあり、境内には資料館「森敦文庫」があります。

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拝観料を納めて中に入ると、ガイドの方がお寺についての説明をしてくれます。思っていたより時間がかかりましたが、興味深い話がたくさん聞けました。特に、即身仏についての話は印象的で、初めて見る実物をしげしげと眺めながら聞き入ってしまいました。即身成仏される心境とは、いったいどのようなものなのだろうと考えてみたものの分かるはずもなく、ただただ凄いと思うばかりでした。

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面白かったのは天井画です。曼荼羅を連想するものから古今の人物を描いたカラフルでユニークなものまで、様々な絵が天井を飾っています。特に、古い造りとカラフルで現代的な絵の組み合わせが見事にマッチングしていて、とても気に入りました。これを容認できる注連寺も、何だかとても気に入ってしまいました。

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他にも、色々と所以のある絵がたくさんあって、天井画を見るだけでも楽しいです。
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湯殿山はその昔、女人禁制だったため女性は注連寺から遥拝したそうです。この日は晴れていたので、お寺から綺麗な月山が見えました。
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ふと、女性のガイドの方に「昔は神仏習合だったんですよね」と聞いてみたら「注連寺は今でも神仏習合です」と答えが返ってきました。漠然と、明治政府の神仏分離政策で、この土地の民俗的なものや宗教体系がだいぶ失われたのではないかと考えていたのですが、どうやら脈々と受け継がれているようで何だか安心しました。

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境内には「七五三掛桜」(しめかけざくら)もあります。遅咲きで、5月上旬に咲くそうです。ぼくらが訪れた時は、散りかけで満開ではありませんでしたが、咲き始めは白っぽく満開時は赤みがかる珍しい桜だそうです。ちなみに「七五三掛」はここの地名だと聞きました。注連寺の「注連」も「しめ」と読ませるから、意味は同じなのかもしれませんね。



【大日坊】真言宗豊山派
 所在地:山形県鶴岡市大網11
 御本尊:湯殿山権現
 2008年5月訪問
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次に、注連寺からさほど離れていない大日坊へ寄ることにしました。こちらのお寺には、「真如海上人」の即身仏が安置されています。また、国指定重要文化財の「金銅仏釈迦如来立像」があるようですが、ぼくらが訪れた時はどこかへ行かれていたらしく見ることが出来ませんでした。近々、国宝になるとのことです。

中へ入るとまず、即身仏についての説明がありました。話は面白かったのですが、最後にお札やお守りのセールスがあって、個人的にはちょっと余計かなと。ただ、檀家制度のないお寺とのことなので、運営維持のためには致し方ないのかもしれません。

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即身仏についての説明が終わると、仏像がずらりと並んだ廊下を通って本堂へ移動しました。ここでも説明があり、楽しい話を交えながら興味深い話が聞けました。明治政府の神仏分離令に従わなかった為、お寺が焼かれたこと。湯殿山神社の敷地は本来、大日坊の敷地なので返して欲しいと思っていること。出羽三山とは「月山」「葉山」「鳥海山」のことで、湯殿山という山は本当は無いこと。重文の仏像が国宝に昇格すること。等々、ここに来なければ分からなかったことが聞けてとても面白かったです。

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しかしながら、話が長くて話の後半は聴き疲れしてしまいました。湯殿山神社のことをはじめ、他のお寺のことなども遠回しに批判しているように聞こえてきて「?」と思ったのも事実です。といっても、笑いありの話なので嫌な感じはあまりないのですが。きっと、伝えたいことがたくさんあるのでしょうね。とりあえず、お坊さんの説教は長いのもだ、ということで。


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出羽三山へ1 湯殿山神社 [霊地巡礼/神社仏閣]

いわゆる出羽三山とは「月山」「湯殿山」「羽黒山」の総称で、古くから信仰を集めた一大霊場です。元々は「月山」「羽黒山」「葉山」を出羽三山と称していたようですが、時代とともに奥の院であった「湯殿山」が三山に名を連ねるようになったそうです。また、神仏習合の地としても有名で、今でもその名残りを至る所で感じることが出来ます。そんな日本有数の霊場である出羽三山に、ぼくらは初めて訪れることにしました。

【湯殿山神社】2008年5月
所在地:山形県鶴岡市田麦俣字六十里山7
御祭神:大山祇命 大己貴命 少彦名命 湯殿山大神 彦火火出見尊
    
  大鳥居
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月山南西部に連なる湯殿山。その北側中腹に鎮座する湯殿山神社本宮は、「語るなかれ」「聞くなかれ」と戒められた巨岩を御神体とする神社です。

                  駐車場前の案内図
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御神体がある本宮へは、徒歩かバスで向かいます。行きは登りですからバスがお勧めです。本宮入口に着くと、神職さんに参拝前のお祓いをしてもらいます(お祓い料500円を納める)。ここから神域につき一切撮影禁止です。

行きはバスで                  本宮入口にて
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入口から沢まで下って行くと、目の前に湯煙を上げた御神体の赤茶けた巨岩が見えてきます。ここで、お祓いの時に頂いた人形(ひとがた)という人を模した紙に息を吹きかけ、身体の穢れを川に流します。次に、靴を脱いで裸足になり、大きな鏡と御幣の前で御神体に向かって拝礼します。そして、温泉が湧き出る御神体の岩に登って行きます。

                だいたいこんな感じ(某サイト参照)
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赤茶けた巨岩から温泉が湧き出る光景は、何とも不思議で神聖な感じがしました。また、周囲の色とは一線を画する為か、まるで生きているかのような存在感があり、ここが神域・霊場とされた理由がわかるような気がしました。神仏習合の名残か、奥にはお堂のような建物もあり、まさに霊場の雰囲気です。ちなみに、社殿はありません。

                下山中、遠くに大鳥居が見えた
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社務所の裏手に大きな足湯の湯槽があって、休憩できるようになっています。岩を流れるお湯も心地よかったですが、ここのお湯も気持ちがいいです。何だか癒される感じがします。そういえば、お湯の「湯」は、治癒の「癒」でもあるから温泉で癒されるのも頷けます。あくまでも、ぼくの考えなんですけどね。

水芭蕉
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帰りは、歩いて山を下りることにしました。最初に往復のバス賃を払っていたのですが徒歩で正解でした。雪解け時期のため、辺りがみずみずしくて水芭蕉も顔を出していました。また、残雪の中に新緑が映える山々がとても綺麗でした。

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途中、道路脇には神社名が刻まれた石碑が点在していました。後で、明治政府の神仏分離令により廃止された寺坊跡だと聞きました。この山にも、色んな歴史があるんでしょうね。

       橋から本宮方面を
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            この山が見えると駐車場はすぐそこ
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ゆっくり歩いて、30分程度で駐車場に到着しました。バスなら5分くらいでしょうけど、やはり歩いた方が山の空気も味わえるし楽しいです。季節にもよるんでしょうけど、行きはバス、帰りは徒歩をお勧めしたいですね。徒歩の場合、バスが通るのでちょっと注意が必要ですが。あとは、お土産屋さんを一通り見て終了です。

実は欲しかった
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                  広い駐車場
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有料道路があったり、バス賃があったり、お祓い料を納めたりしますが、それでもここは一見の価値がある風景だと思います。機会があれば、ぜひ訪れてみて下さい。

語られぬ湯殿にぬらす袂かな  松尾芭蕉

月山I.Cを降りて国道112号線(六十里越街道)を鶴岡市方面へ。いくつかのトンネルをくぐり、しばらく車を走らせると湯殿山神社方面への標識が出てくる。標識に従い湯殿山有料道路(400円)を通って駐車場へ。マイカーで駐車場より先は行けない。本宮へはバスが出ていて片道200円で入口まで行ける。往復なら300円。御神体へ行くにはお祓い料500円が必要。

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尖石の縄文土器 [霊地巡礼/神社仏閣]

宿をチェックアウトして、ビーナスライン経由で茅野市の「尖石縄文考古館」を目指しました。
ここの施設は名前の通り、縄文土器や当時の生活様式について展示していまして、国宝土偶「縄文のビーナス」があることで知られています。また、八ヶ岳山麓にあり、とてもロケーションが良い場所にあります。

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途中、道がわからず迷ってしまいましたが、コンビニで聞いたりして無事に到着。まずは考古館から見学することにしました(観覧料:大人500円)。

中に入ってみると、広い館内がガラ〜ンとしていて少々寂しい感じでしたが、こっちとしては好都合、空いているほうがゆっくり観られるというものです。

さっそく「縄文のビーナス」のブースに入りじっくり見学することに。重要文化財の「仮面の女」も並んで展示されています。なんとなく写真が撮りたくなって駄目もとで受付の方に聞いてみたところ、個人で楽しむ分ならO.Kとのこと。なんて太っ腹なんでしょう!

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で、写真を撮りつつガラスに張り付いてまじまじと観ていたら、暇そうにしていたガイドの方が側に来て土器や土偶についての説明をしてくれました。人が少ないので、いくらでも案内してくれそうな勢いです。

国宝土偶「縄文のビーナス」
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「縄文のビーナス」は、大きいお尻と乳房が付いていて、全体的に女王のような気品を感じます。冠っている帽子みたいなものは、よく観るとデザインが斬新で洒落てるなぁ〜という印象。自分的には、仮面を付けているように見えましたが、ガイドさんには否定されました(..zzz)。まぁ、鼻があるので違うのかもしれません。

重要文化財土偶「仮面の女」
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「仮面の女」は、股間に「ほと」が付いているので女性というのはわかるのですが、どことなく冷徹で怖い感じがします。仮面の形とくすんだ色がそんな印象にさせているのかもしれないけれど、縄文のビーナスとは対照的な印象です。自分的には宇宙人を連想しましたが、そんなことを聞くと面倒くさそうなので黙っていました。たしかガイドさんはシャーマン的なことを仰っていたように記憶しています。たしかに、その方が一般的かなとは思いますけどね。

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次に、土器が展示されているブースへ移動することにしました。かなり広いスペースに様々な形の土器が並んでいます。

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ゆっくり観て思ったことは、やはり、縄文時代の人々は現代人とは違う感性だったんだなということ。各土器によって用途が違うのだろうから何ともいえないけれど、実用性よりも芸術性を追求しているように思えるんですよね。岡本太郎が「芸術は爆発だ」と思ったわけが何となく分かる気がしますな。何となくですけど。

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他には、縄文の生活様式を展示しているブースもありまして、縄文人が着用していた「服」を試着出来るようになっていました。もちろん再現されたものですが、さっそく嫁さんにトライしてもらい記念撮影。ちなみに、先ほどのガイドさんに聞いたら素材は「大麻」だそうです。その他、ここでは火起こし等の体験学習も出来るみたいですよ。

復元住居
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館内を一通り観たので、外にある史跡公園へ行ってみました。ここには復元住居があって、遊歩道を通り散策できるようになっています。

尖石
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中でも、遺跡名の由来となった「尖石」という三角形の石がある周辺(道を挟んで向こう側)は、広々とした原っぱの向こうに雄大な八ヶ岳が見渡せ、とても気持ちの良い場所です。老後は、ここらへんに住んでみたいですなぁ〜。

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帰り、嫁がアイスクリーム屋さんを発見したので寄ってみました。食べながら貰った名刺を見たら何と東京にも店舗があることが判明。良かったね〜嫁さん。

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行き方は尖石縄文考古館がくわしいので、↓を参照して下さい。
http://www.city.chino.lg.jp/ctg/07050040/07050040.html



追記:この記事は過去に溯って記しています(2009/9/6)
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万治の石仏 [霊地巡礼/神社仏閣]

【万治の石仏】2008年4月中旬

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諏訪神社下社春宮へ参拝したついでに、お隣におります万治の石仏を見に行きました。ついでといったら怒られそうですが、そのユニークな風貌ゆえに意外と知ってる人も多いんじゃないかと思われます。

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ここも以前に一度だけお参りしたことがあるんですけど、ちょうどその時、俳句か何かの催し物がひっそりと行われていて(他に子供一人しかいなかった)試しにひとつ詠んでみたら「ぜんぜんダメだね。。」と係?のおじいさんに駄目だしをくらった思い出があります。

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さて、万治の石仏は春宮の横ちょを流れる砥川の対岸にあり、徒歩約5分くらいで着きます。途中、川中にある浮島に浮島社という小さな神社があったのでお参りしてから行きました。砥川って綺麗な川ですね〜。

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ひさびさ対面した石仏さんは、やはりユーモラスなお顔をしていまして何やら難しい顔にも見えますけど阿弥陀如来様なのだそうです。大きな石の上にお顔が乗っています。伝説によると、この石仏を隣の神社の材料にしようとノミを入れたところ血が出てきたのでやめた話が残っているそうです。また、首が伸びたー!ということもあったそうですよ。くわしくは画像をクリック。

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この石仏を見た岡本太郎氏が絶賛して有名になったみたいですが、のどかな風景の中にぽつんと座ってらっしゃる姿がほほえましいので、お時間ある方は寄ってみてはいかがでしょうか。

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近くに「万治の石仏の碑」がありましたが岡本太郎直筆を彫ったものみたいです。達筆ですね!

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追記:この記事は過去に溯って記したものです。(2009/7)
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諏訪大社 下社 [霊地巡礼/神社仏閣]

【諏訪大社 下社秋宮】信濃国一之宮

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2008年4月中旬参拝
鎮座地:長野県諏訪郡下諏訪町上久保5828
御祭神:建御名方神(たけみなかたのかみ)
    八坂刀売神(やさかとめのかみ)
    八重事代主神(やえことしろぬしのかみ)

諏訪湖へ寄ったのち、下社の秋宮へ参拝しました。
ここの境内は広々としていて、神楽殿の太い注連縄が印象的です。上社同様、本殿は無くご神木の一位の木が祀られているそうで古代祭祀の名残りとのこと。依り代ってやつでしょうか。

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正直、ここの印象はあまりないんですけど(1年以上も経ってからこれを書いている為)、拝殿の造りが立派だなぁと思いました。全体的には、その社名のせいかやさしい雰囲気があるように思います。ちなみに、下社には女神の信仰が多く伝わっているそうです。くわしくはググってみて下さーい(汗)。

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【諏訪大社 下社春宮】信濃国一之宮

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2008年4月中旬参拝
鎮座地:長野県諏訪郡下諏訪町大門193
御祭神:建御名方神(たけみなかたのかみ)
    八坂刀売神(やさかとめのかみ)
    八重事代主神(やえことしろぬしのかみ)

春宮は、秋宮から西に約1キロほどの旧中山道沿いに鎮座しています。
秋宮と比べるとそれほど広くない境内ですが、その配置はほぼ一緒で特に拝殿はよく見ないと写真くらいじゃ見間違えてしまうかもです。

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やはり、こちらも本殿は無くてご神木の杉の木が祀られているそうです。神様がご神木を依り代として春宮と秋宮を行ったり来たりしているのかな?ちょっと定かではありませんが、そんな記事をどこかで見たような気がします。

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境内左手には、砥川の中州に浮島社があって、その対岸には有名な「万治の石仏」があります。この石仏については、また後で記事にしたいと思います。

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ここで無事、諏訪大社の四社を全て巡ることが出来ました。いやいや、前にも書きましたが高遠(伊那市)→分杭峠→光前寺(駒ヶ根市)→諏訪大社四社(諏訪市)+諏訪湖を1日でまわったので少々疲れましたが、我ながらよくやるなぁと思いました。濃いぃ1日でした(あ、まだ万治の石仏が残っているんだけどzzz..)。



追記:この記事は過去に溯って書いています(2009/7)


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諏訪大社 上社 [霊地巡礼/神社仏閣]

【諏訪大社 上社本宮】信濃国一之宮

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2008年4月中旬参拝
鎮座地:長野県諏訪市中洲宮山1
御祭神:建御名方神(たけみなかたのかみ)
    八坂刀売神(やさかとめのかみ)

駒ヶ根市から中央高速自動車道で一気に北上し、宿をとっている諏訪市へと向かいました。

宿へ向かう前に諏訪大社へ寄ろうと思い、ふと、時計を見るとまだPM2時過ぎ。この日は、すでに高遠城址公園→分杭峠→光前寺と巡っていましたが、この時間帯なら諏訪大社の四社+諏訪湖までまわれちゃうなぁ〜ってことで、まずは上社本宮からお参りすることにしました。

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諏訪大社は、上社本宮、上社前宮、下社春宮、下社秋宮の四社に分かれていまして、国内で最も古い神社の一つなのだそうです。また、信濃国一之宮としていにしえから信仰篤く、『延喜式 神名帳』には「南方刀美神社」(みなかたとみのかみのやしろ)として記され最高位の明神大社とされていたとのことです。あと、各社殿の四隅に立つ御柱のお祭りもたまにテレビで報道(切り出した木の柱を崖の上から落とす際に負傷とか)されたりして有名ですよね。

          右にあるのが四脚門
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さて、上社本宮の拝所へ行ってみると何やら結婚式を挙げているみたいでカップルを中心に両家が左右にわかれて参列している様子を見ることが出来ました。で、ちょっと珍しいということで便乗してパチリと撮らせて頂きましたすみません。しかし、神前式は竜笛や笙の音色が響いて優雅な感じがしますね〜。しかも、由緒ある神社で結婚式をするなんてちょっとうらやましいです。

          御柱 神域を囲むように四隅に立つ 結界か?
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ちなみに、諏訪造りという独特の様式で本殿は無く御神体は神体山の守屋山だそうです。ただ、弊拝殿が神体山に向いてないのが謎なのだとか。なんか面白いですね。

          入口御門と布橋
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お参り後は恒例の境内散策ですが、さすが大きな社だけあって見どころがたくさんありました。初めてではないので写真をあまり撮らなかったんですけど、入口御門と回廊のような布橋(当時は本当に橋だったみたいですよ、諏訪湖が大きくて)や諏訪明神が降臨したという硯石(磐座)、重要文化財の四脚門、天流水舍などがありました。その他も色々ありますのでご参拝の際にどうぞ。彫刻も見事です。

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雷竜の像なんてのもありました。ここは軍神(タケミナカタの故事による)ですから武道系の人はお参りするといいかも?でも、タケミカヅチと相撲をして負けちゃったんだっけ。。元々はタケミナカタではなく土着神が信仰の対象だった説もあるみたいですけどねっ。





【諏訪大社 上社前宮】信濃国一之宮

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2008年4月中旬参拝
鎮座地:長野県茅野市宮川2030
御祭神:建御名方神(たけみなかたのかみ)
    八坂刀売神(やさかとめのかみ)※こちらのみとの情報も 詳細不明です

本宮から約2キロほど離れた場所に鎮座する上社前宮は、かつて上社祭祀の中心地だったそうです。また、諏訪信仰の発祥の地ともいわれています。ただ、社殿が移転した際、広大な敷地にあった多くの建物が無くなってしまい今では祭事に必要な建物があるのみとのこと。

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駐車場から、ゆるい割には心臓破りの坂を登ってゆくと拝殿に着きました。ここには初めて来ましたが、他の3社と比べてかなり素朴な印象の神社です。何というか、全体的に遺跡みたいな雰囲気があるんですよね。「つわものどもがゆめのあと」って感じでしょうか。でもその反面、古〜い長老のような神様がいらっしゃる雰囲気もあったりして、今でもやっぱり神域なんだな〜って思いました。

        名水の小川 もろワタクシが写り込んでいたのでその部分カット
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あまり写真はありませんが、名水という小川が流れていたり、御柱も四隅に立っていました。来た方向を見ると、遠くにまだ残雪の山々(霧ヶ峰だか蓼科だかチト不明)が見渡せて、とても綺麗でしたね。

           眺めがいい〜
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          駐車場あります


追記:この記事は過去に溯って書いています(2009/7)
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光前寺のしだれ桜 [霊地巡礼/神社仏閣]

【光前寺】天台宗 2008年4月中旬
 長野県駒ヶ根市赤穂29番地

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分杭峠を後にし、駒ヶ根市街で食堂を探していた時のこと。木曽山脈の高〜い山々につられて山側へ車を走らせていると、何やら大型観光バスが出入りしている道があるので標識を確認してみると「光前寺」というお寺があることが判明。とりあえず食べる所くらいはあるだろうということで、いっちょ行ってみることにしました。

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正直、まったく知らずに寄ったわけですが、着いてみてびっくり!ここのお寺は、しだれ桜が有名みたいで、それは見事に咲いていたんです。なので、人も多かったですが来て良かった〜って感じでした。

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最初に寄った高遠城址公園の桜も見事ではありましたが、なんというか、ここの桜はしだれ桜ということで少し趣が違いますが上品な感じがするんですね。自分的には、こっちの方が好きかもしれません。

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杉並木の参道の石垣に、光苔という光る苔が自生していました。石垣の隙間から覗くと見えるんです。浅間山の鬼押出しでも見た記憶がありますが、なんか珍しいですよね。

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三門を過ぎると、本堂が見えてきました。いかにも古刹らしい古そ〜な佇まいです。ご本尊は不動明王(秘仏)とのこと。すぐ隣には、早太郎という犬のお墓があって、こちらは有名な伝説みたいですよ。くわしくは↓で。また、そのすぐ側には三重塔もありました。
霊犬早太郎伝説http://www.kozenji.or.jp/mainframe.html

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一通り見て回って、お腹が空いたからここまで来たことを思い出し、駐車場近くの蕎麦屋さんで少し遅めの昼食を頂きました。美味しかったです〜。

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それにしても、思いも寄らぬ見事な景観を目にすることが出来て何だかとても感謝なのでした。高遠もいいけど、こっちもぜひ!とお勧めしたくなる花見スポットでした。

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あ、後で知ったんですけど庭園もあったみたいです。見れば良かった〜(思いっきり、光前寺庭園と書いてあったんですけどね汗)。



追記:この記事は過去に溯って記しています(2009/7)
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十和田湖と十和田神社 [霊地巡礼/神社仏閣]

2008年元日、十和田神社へ参拝してきました。新年早々、ここへお参り出来るのがとても嬉しいです。冬の十和田湖も一度見てみたかったんですよね〜。嫁さん&お義父さんお義母さんに感謝。

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凍った奥入瀬渓流を通り、十和田湖沿いをしばらく走ると十和田神社の駐車場へ着きました。というより、高村光太郎作「乙女の像」を観るための駐車場という感じでしょうか。とにかくここは、観光の中心地という感じでお土産屋さんもたくさん並んでいます。

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さっそく、真っ白に雪化粧した十和田湖を眺めながら神社へ向かいました。途中、乙女の像で記念撮影。雪の中、強引に近くまで行ってみたら足がずっぽり埋まってしまいました。

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それにしても十和田湖って静かです。いつ来ても静寂な湖だなぁと思うのですが、冬はいつもより増してシーンとしているように感じます。

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十和田神社は、湖畔から少し中へ入ったところにあります。元日なので混んでいるかなぁと思っていましたが、意外とまばらで待たずにお参りできました。御祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)で坂上田村麻呂が武運祈願に祀ったのが由来だそうです。また異説もあり、九頭龍(南祖坊)が湖の主になった伝説に由来しているとも謂れているそうです(龍神信仰)。くわしくは検索してみて下さい。

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行ったことはないですけど、神社右手から続く参道を行くと「占い場」と呼ばれる霊験あらたかな場所があるそうです。先ほどちょろっと書いた龍神伝説に由来する場所みたいですが、そのうち訪れてみようと思っています。http://www.lakeship-towada.co.jp/CCP012.html

車窓から
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十和田湖を後にし、にんにくで名高い田子町へ行ってみることにしました。にんにくラーメンがあると聞いて楽しみにしていたんですが、正月休みでどこのお店も閉まっており、仕方ないので開いていたスーパーでにんにくだけ買って帰ることに・・。近くの、みろくの滝というスヌーピーに似た滝もまだ見れてないし、こちらも次のお楽しみにしておきます(泣)。

追記:この記事は過去に溯って記しています(2009/9/6)
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小布施 岩松院 [霊地巡礼/神社仏閣]

曹洞宗 梅洞山 岩松院】長野県上高井郡小布施町雁田
 2007年11月初旬
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栗の町、小布施の岩松院は、葛飾北斎晩年の大作「八方睨み鳳凰図」があることで知られ、また、小林一茶や福島正則ゆかりの古寺としても有名です。

仁王門
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ぼくは、二十代半ばに初めてここを訪れて以来、この「八方睨み鳳凰図」が大好きになり、こっちへ来た時は必ず寄ることにしています。今回は、数年ぶりの訪問でとても楽しみにしていたんですけど、いつの間にか絵の拝観方法が変わっていてちょっとびっくりしました。

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というのも、以前は、天井(21畳)に描かれたこの鳳凰図を畳の上でごろんと寝ながら観ることが出来たんですが、今は絵の保存のため椅子に座って観るようになっていたんです。広い畳に寝て観るのが気持ちよかったんで、ちょっと残念なんですけど。でも、これはしょうがないかなとも思います。

で、中に入ると丁度団体さんが居た為か?住職さんの「北斎は世界三大画家であり、天才であり、宇宙人である」という主旨の楽しい話を聞きながら観賞することができました。たしかに、北斎の絵は神業です。
http://www.gansho-in.or.jp/happounirami.htm(岩松院公式H.P)

拝観料は自動販売機で(300円)
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ぼくの好きな画家の横尾忠則氏が、著書『導かれて、旅』の中で、この絵には土火水風空の自然の五大元素が隠されていることを指摘していて、絵の中心には「心」という文字まで隠されていることを記しています。もちろん、北斎ですから富士山もばっちりあります。その他、いろいろ隠されているみたいなんですけど、ぼくは、この本を読んでから行ったので「なるほど、北斎はまさに天才だ」と観る度に思うんです。本当に宇宙人かもしれません(笑)。

横尾さんが言う「北斎曼荼羅」の「八方睨み鳳凰図」、一見の価値ありだと思います。

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このお寺には、もう一つ有名なものがあって、小林一茶が詠んだ「痩せ蛙まけるな一茶これにあり」の蛙合戦の池があるんです。毎年、決まった時期に産卵して戻っていくそうですが、面白いですよね。お寺の中には、カエルの置物のコレクション(奉納品?)やカエルのお土産なんかも売っていまして、ぼくも何個か持っています。よくある「無事カエル」みたいなやつです。けっこう、おちゃめなんですよー。

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あと、もう一つ福島正則のお墓(霊廟)も、このお寺にあります。ぼくは、福島正則についてはいまいち興味がなくて人物像とかはくわしくはないんですが、川中島あたりが最後の知行地でしたから、ここに埋葬されたのかもしれませんね。また、禅の信者だったらしいので。

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11月初旬の岩松院は、ちょうど紅葉が見ごろで綺麗でした。また、そのうち訪ねてみたいと思います。

りんご購入中
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※この記事は過去の旅行記です(記:2009/10/14)


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