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名草の巨石群 [霊地巡礼/神社仏閣]

【名草の巨石群】2010年6月中旬

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   栃木県足利市名草上町

だいぶ前の話ですが、友人と一緒に栃木県足利市にある「名草の巨石群」へ行ってきました。巨石という言葉に惹かれて前々から行ってみたいと思っていたんです。というわけで、久々に日記更新。

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朱色の鳥居をくぐり、だらだら続く坂を登って行くこと十数分、2つ目の鳥居の向こうに厳島神社の社殿が見えてきました。この日は湿度が高くて、ちょっとした坂でも汗だくです。

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境内に入ると、真っ二つに割れた「弁慶の割石」という石が小川の中州に座っていて頭に注連縄が張られていました。けっこう大きくて2〜3mくらいの高さがあります。

弁慶の割石(高台から)
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おそらく何らかの原因で自然に割れたんでしょうけど、もしかしたら人の手によって割られたのかも?なんて勘ぐるくらい見事ぱっくり割れています。注連縄が張られているだけあって存在感がある石です。

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次に、社殿の近くまで少し歩いていくと「御供石(おともいし)」という大きな石(というより岩)が否応無く目に飛び込んできました。

御供石と笠石(左下に胎内くぐりの入口がある)
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写真じゃわからないかもですが、この石は本当に大きくて高さ11mもあるそうです。上には笠石という三角形の石が乗っていて、なんだか畏敬の念を感じるほど独特の雰囲気をかもし出しています。

説明書き
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面白いことに、内部には大人が憂に入れるくらいの空洞がありまして「胎内くぐり」ができるようになっています。
内部と出口
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というわけで、さっそく中に入ってみたんですけど、意外と広くて明るい空間でした。ちなみに、ここをくぐると子宝に恵まれるらしいので試してみてはいかが?もちろん保証は出来かねますが。

厳島神社
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胎内くぐりをした後、巨石の上に建っている厳島神社でお参り。元々は、名草弁天と呼ばれていたらしく明治以降に厳島神社になったみたいです。くわしくは下の右画像をクリックしてください。

巨石群と名草弁天の説明書き
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社殿からお供石方面には赤い鉄製の橋が架かっていて、途中には巨石の岩肌を嘗めるように落ちる小さな滝を見ることが出来ます。

友達をモデルに大きさ比較
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この滝の上部がどうなっているのかが気になったので、さっそく落ち口を見に行ってみたら巨石の中から水が湧き出ていて、人工的に作ったような印象・・。もしこれが自然に出来たのなら凄過ぎるけれど、真相はどうなんでしょ?行って確かめてみてください。

岩肌を落ちる小滝
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次に、社殿奥にある名草の巨石群へ行ってみることにしました。5〜10分くらい遊歩道を歩いていくと、巨石がゴロゴロしている場所に出ました。「天然記念物名草ノ巨石群」という碑が建っています。

遊歩道入口
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ここに来るまで境内周辺がメインなのかと思っていましたが、どうやらこっちが巨石群の核心部のようです。

名草巨石群
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磐座的な場所で、巨石の上には小さな祠が祀られています。昔、ここで祭祀でもやったんですかね〜。

祠と平面に割られた石
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いつの時代のものかはわからないけれど、石によってはノミで加工された跡があったり、意図的に割られたと思われる平面を持つ石もあったりします。絶対誰か積んだでしょ!でもどうやって?みたいな。

加工跡と思われる
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ここは想像していたほど大規模な巨石群ではなかったですが、天然な部分と人工的な部分が混在している場所だと思いました。今でも、何かパワー?を放っていそうです。

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アクセスは下の地図で。駐車場近くにはお土産屋さんもあります。

クリックで拡大
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