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神庭の滝 [滝]

【神庭の滝】日本の滝100選
 2009年11月上旬
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岡山県真庭市神庭
 落差:110m 幅:20m
 分類:段瀑

岡山県立自然公園の一角に位置する神庭の滝は、落差110m、幅20mと西日本有数の規模を誇る大瀑で、景観が美しいことから日本百景、国指定名勝、日本の滝百選にも選出されています。また、遊歩道沿いには野生の猿が棲息し、訪れる人を和ませています。

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さて、ぼくが訪れた日は週末+紅葉の見頃ということもあり、たくさんの観光客が押し寄せていました。覚悟はしていたんですけど、静かに見物したい自分にとっては少々トホホな状態であります。駐車場も満車で、少々待つはめになりました。

玉垂の滝
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やっとのことで車を停めて遊歩道を歩いていくと、玉垂の滝が見えてきました。滝といっても、苔むした岩から水が滴る小規模なものですが、岩の形が面白くてなかなか趣があります。

料金所
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ゲートで入園料300円を支払い(一帯は神庭の滝自然公園になっている)、さらに歩いて行くと名物の?猿軍団が居て、たくさんの人を集めていました。かなり間近で見られるんですけど、やっぱ動物って可愛いですね。なんだか癒されます。

神庭の滝猿軍団
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遊歩道沿いに生け簀があったので覗いてみると、オオサンショウウオが居ました。初めてみましたけど、けっこう大きいんですね。全く動いていませんでしたが。

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さて、お目当ての滝の近くへ行ってみると、観瀑所になっている橋の上は大混雑していました。一応、三脚も持ってきましたが、わたくしにはこの状態で使用する勇気はありませーん。ということで、手短に撮ってあとはゆっくり眺めることに。

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で、来るまで知らなかったんですけど、どうやらここから先は通行止めになっているらしく近くまでは行けないことが判明。こんなことなら望遠レンズを持ってくればよかったですぅ・・。重くなるからと車に置いてきてしまいました。調べないで来ると、こういうことになりますzzz。

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しかし、さすが西日本随一の規模というだけあってものすごく大きな滝でした。近くまで行けたら、もっと大迫力なんでしょうねっ。水飛沫を浴びてみたかったです。

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公園内には滝の他に「鬼の穴」や「天然記念物 紅葉橋のケグワ」という日本産の桑の木などがありました。

というわけで、人は多かったですけど紅葉も見事だったし、なんだかんだで楽しいひと時を過ごせてよかったです。
勝山宿から国道313号線を北上、標識に従い神庭の滝へ。湯原温泉方面からでもわかりやすい。近くには真賀温泉や足温泉もある。滝周辺は公園になっていて約100台ほど停められる無料駐車場がある。入園料は300円。小中学生は半額。開園時間はAM8:30〜PM5:15までとのこと。園内には野生の猿がいて、滝ファンでなくても楽しめる観光スポットになっている。とくに家族連れにはお勧め。もちろん、西日本一の規模を誇る神庭の滝も圧巻だ。



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蒜山 塩釜の冷泉 [自然]

【塩釜冷泉】名水100選
2009年11月上旬

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関金温泉から神庭の滝へ向かう途中、蒜山高原(岡山県真庭市)にある「塩釜冷泉」に寄ってみました。

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塩釜冷泉は、中蒜山の登山口に位置し湧き水がひょうたん型の池を形成しています。また、名水100選にも選ばれています。

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冷泉までは駐車場から平坦な道を歩いて数分で着きました。水がものすごく澄んでいてとても綺麗です。水温は1年中11℃とのこと。

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しばらく流れ出す水を眺めていたら、なんだか清々しい気分に。やはり水が清らかだからかな?

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なので、手にすくって飲んでみたかったのですが、現在は取水禁止でありました。後で知ったんですけど、近くのロッジで売られているペットボトルを購入すれば、引き水したものを持って帰れたみたいです。

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そのロッジのお隣には、宿泊もできる古そうな民家がありました。冷泉山荘というらしいです。



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関金温泉 [温泉]

【関金温泉】鳥取県倉吉市関金町関金宿 2009年11月上旬

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関金温泉は、倉吉市関金町にある鄙びた温泉街です。開湯は1200年以上も前といわれ『伯耆民談記』には、お湯の美しさから「銀湯」と記されているそうです。また、以来「白銀の湯」とも呼ばれ日本有数のラジウム泉(単純弱放射能泉)として現在まで親しまれています。

早朝、宿の前にて
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さて、大山巡りを終え日もすっかり落ちてしまったので、急ぎ宿がある関金温泉へ向かいました。宿泊先は「湯楽里」さんという所で、素泊まりが基本ながら自炊や食事のデリバリーが出来るリーズナブルな温泉宿です。

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チェックイン後、さっそく部屋に入ってみると1人で使うにはもったいない位の広さで、冷蔵庫や電子レンジが備え付けてありました。さらに、テラスまであり朝には大山の雄大な姿が見渡せました。

大山が目の前に!
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お宿のシステム上、団体利用の方が楽しいとは思うんですけど、リーズナブルなのに充実した設備で、特に家族連れにはお勧めの宿ですね。湯〜っくりできると思います。
http://www.sekigane-yurari.com/index.html(H.P)

関の地蔵さんにて
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チェックアウトを済ませた後、湯楽里さんからすぐ近くの「大滝山地蔵院」へ行ってみました。ここには、通称「関の地蔵さん」と呼ばれる「木造地蔵菩薩半跏像」が安置されていて、国の重要文化財に指定されています。

由緒は下の画像をクリック
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ちょっと、お姿は拝見出来なかったんですが・・天平勝宝8年(756年)に開基した寺だそうで、古くから信仰を集めているそうです。コンクリートで造られたお堂が意外でしたが、すぐお隣には古そうな佇まいのお堂もありました(最初、こっちに安置されているのかと思った)。

名称は不明
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関の地蔵さんでお参りした後、目の前に「関の湯」という共同浴場があったので入ってみることに。いかにも、地元の憩い場という雰囲気でしたので少々気が引けましたが・・思いきって「おじゃましま〜す」と入ってみて大正解。白銀の湯と呼ばれる綺麗〜なお湯は、まさに絶品でありました。

たしか200円だと思った
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ただ、木枠の浴槽は3〜4人入ればいっぱいいっぱいですので、混んでる時はちょっと待つかもしれません。それにしても、良いお湯でした。
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大山寺と大神山神社(奥宮)その2 [霊地巡礼/神社仏閣]

【大神山神社奥宮】
 2009年11月上旬参拝

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鳥取県西伯郡大山町大山
 御祭神:大己貴命(おおむなちのみこと)

大神山神社奥宮は、大山寺山門脇からから石畳の道を上ったところにある大神山神社本社の奥宮です。社殿が大変大きく、その佇まいから荘厳さを感じる神社です。以下は、境内にあった概要。

大神山神社奥宮おおがみやまじんじゃおくのみや
この壮麗な建物は大神山神社の奥宮です。大神山とは大山の古名で、大国主命(大黒さま)が祭ってあります。社殿は文化二年(1805年)の建立といわれ、神仏混淆(しんぶつこんこう)時代の神社の特長である権現造りという形式で、中国地方でも大きい方の神社です。参道途中にある神門は、門の表裏が反対になっているので「後向き門」と言われています。いずれも、国の文化財に指定されており、毎年6月初めの山開き祭はここで行われます。

入口の鳥居
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大山寺を後にし、大神山神社奥宮へ向かいました。お寺の受付で所要時間を聞いたところ片道15分くらいかな?とのこと。けっこう距離がありそうです。

鳥居先の橋の下には金剛経が刻んであるという
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案の定、鳥居をくぐると中央が盛り上がった石畳の道になり、緩やかな坂を700mほど歩くこととなりました。残雪もあって少々歩きづらいです。ただ、自然石が敷き詰められた参道では日本一の長さがあるらしく、雰囲気だけはとても良いです。

自然石が敷き詰められている
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石が濡れてるのでコケないよう慎重に歩いて行くと、手水舎の先に立派な神門が見えてきました。この門は、扉が逆に開くらしく「後向き門」といわれているそうです。なぜ、逆向きで造られたのかはわかりませんが、やはり神様が通るからでしょうか?

延命長寿のご神水(手水)
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左が裏(参道側) 右が表(社殿側)
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神門をくぐると、正面に社殿が見えてきました。下から見上げると「ザ・修験道」という感じで、なんだか偉い神様の家にやってきた気分になり背筋が伸びてきます(ホントは伸びてないかも)。

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ここの社殿は、国の重要文化財に指定されていて、国内最大の権現造りだそうです(長廊の両翼約50m)。また、幣殿は華やかに彩られ、天井には花鳥風月が描かれているとのこと。また、特筆すべきは白檀塗りという技法を用いた柱があることで、日本一規模が大きく美しいらしいです。ちなみに、白檀塗りとは銀箔の上に生漆を塗って金色を出す方法(大神山神社H.P参照)。

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幣殿は、昇殿参拝しないと見られないらしく内部の様子はわからなかったのですが、下のリンク先に画像がありましたのでよろしければ見てみて下さい。今さらながら、昇殿参拝しておけばよかったなどと思っています。
http://www.daisen.jp/p/2/area/yamagawa/66/(大山町公式観光サイト)
http://www2.sanmedia.or.jp/oogamiyama/(大神山神社公式H.P)

左:薄茶色した弁財天社が見える  右:下山神社
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お参り後、境内を散策してみました。左手に回ると、津和野藩主の亀井氏が再建したという下山神社(国重要文化財)があり、その隣には弁財天社が建っていました。また、ここから本殿などを眺めることができます。

由緒書き等(クリックで拡大)
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社殿右手へ行ってみると「大神山神社のダイセンキャラボク」というイチイ科の木がありました。正直、どの木なのかわかりませんでしたが・・鳥取の名木100選に選ばれているそうです。

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ここ奥宮は、もともとは大山の遥拝所が発展して神社になったとのことですが、創建に関しては定かではないようです。深く掘り下げているわけではないので、あくまでもぼくの理解になりますけど、山岳信仰の場が修験道に発展し、その後宗教的な力の関係でほぼ仏教化、時を経て明治の神仏分離令により大神山神社奥宮となったのがおおよその流れではないかと思います。

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また、大神山神社本社は、冬場に祭祀を執り行うことが難しいため麓に冬宮を建てたのが始まりのようです。そして江戸時代に今の地に移り、神仏分離令により本社になったとのこと。鎮座地は、上のリンクを見て下さい。

旧道の案内板と僧兵の力石
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さて、神職さんが閉門の準備をし始めたので、ぼくもそろそろ下ることに。以下は、ここの神社にある日本一のまとめ。

・自然石が敷き詰められた参道では日本一の長さ(700m)
・社殿の権現造りが日本一
・幣殿の白檀の漆塗りの規模が日本一で美しい

ちなみに、西日本一大きな神輿もあるそうです。

吉持地蔵
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参道を下る途中、旧道をみつけたのですが雪が深かったのでやめておきました。また、僧兵が力を競ったという「力石」、自然石に彫られた「吉持地蔵」などがひっそりと森の中に佇んでいました。ここも「兵どもが夢の跡」、ですね。

参道下から
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すっかり夕焼け時になり、さて宿へ向かおうかと駐車場へ行ってみると、遠くにピンク色の日本海が見えました。弓形になっていて、そこが弓ケ浜であることがわかります。また、左には中海と宍道湖も見えます。思わず、神話的な風景に感激してしまいました。

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ここは、海があり山があってとても良いところですね。大山、大好きになりました。
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