雨滝 [滝]
【雨滝】日本の滝100選
2009年11月初旬訪問
鳥取県鳥取市国府町雨滝
落差:40m 幅:4m
分類:直瀑
兵庫県から十王峠越え、鳥取県の名瀑、雨滝へ向かいました。
途中、但馬三名瀑の霧ヶ滝へ寄るつもりでしたが、霧滝集落の方に道を聞いたところ(看板を見落とし行き過ぎていた)、雪が降ったからやめたほうがいいんじゃないかと言われ断念することに。県外ナンバーの車が渓谷の入口付近に停まっていたので行けるような気がしましたが、ここは素直に従うこととしました(先日濡らした長靴とトレッキングが乾いてなかったのもありますが汗)。
さて、話は戻りますが、ちょっとやっかいな十王峠を越えると道が広くなり雨滝入口の看板が見えてきました(反対側からなので分かりづらいかも)。そこを左折し2kmほど走ると雨滝の駐車場に到着。平日だからか、数台の車が停まっているだけです。
滝までは、ゆっくり歩いても5分ほどで着いてしまいました。遊歩道というより、公園内を歩いている感じで実に気分のいい所です。反面、滝前には雨瀧不動明王像が立ち、花や果物などがお供えされていて、ここが信仰の場であることが伝わってきます。
この、雨瀧不動についてネットで調べてみたところほとんど出てこず概略もわかりませんが(wikiには記述がある)遊歩道にあった案内板をここで抜粋したいと思います。
この滝は、水量がとても豊富でV字の断崖絶壁から力強く落ちる男性的な滝です。また、不動明王が祀られている為か霊場的な雰囲気があり、少々近寄りがたい感じすらしてきます。とりあえず、足を滑らすといけないので、お不動さまに手を合わせてから見物させてもらうことにしました。
しばらく写真を撮ったり、後からきた年配のカメラマンに場所をゆずったりしながらゆっくり眺めていると、ふと滝壺が見えないことに気付きました。流木があってよくわからないんです。もしかしたら、お不動さんの脇から伝って行けば見えるかなと思い、さっそく確かめてみることに。
岩をちょろっと越えると、やはり滝壺が見えはじめ、けっこう広いことがわかりました。ただ、ここまで来ると水飛沫がすごくて、毎度のことながら体もカメラも水滴だらけです。でも、その水飛沫が心地よかったりもするんですけど。
この日は平日ということもあり、貸し切り状態につき思う存分遊んだので、あとは丸い石が転がる綺麗な渓谷を撮ってから上がろうと入口近くの橋へ移動。すると、来た時は光が当たってなかったはずなのに、いつの間にかキラキラ輝いてしまっています。それはそれで綺麗なんですけど、ここで、よくあるスローシャッターで撮った流れるような写真を撮ってみたかったんですよね。
で、隣にいた先ほどのカメラマンさんに「影になっていたら、もっと良かったのに」と伝えると「おれは下手くそだから他の人とは同じ写真を撮らないよう心掛けているんだ、じゃないと勝てないからハハハ」という意外な返事が。思わずハッとし「まさしく、その通りですよ!」と同意してしまいました。勝ち負けではないかもしれないけれど。
ま、ぼくの場合、自然を撮ってるのに保護フィルターくらいしか持っていない初心者レベルなので写真がどうのこうのではないんですが、何だか目が覚めるフレーズでした。
あとwikiに、昔ここに根回り約20mの桂の木があったが、落雷で空洞化し今は根元から数本生えているという記述があり、おそらく上の画像の木ではないかと思うので載っけておきます(説明書きがあった気がしたけど、あくまでも憶測です)。
またしても長文になってきましたが最後に、雨滝の周囲には大小48の滝が存在するらしく、すぐ側にも「布引の滝」があったりします。また、ここから700mほど歩いたところに「筥滝」という良い滝もあるようです。ぼくは先があるので今回もパス。ここには七曲り城というお城もあったそうですよ。
追記
帰り、今日は何も食べてないなと思い近くの「豆腐料理あめだき」に寄りました。
ここは天然の湧き水で作る「とうふ工房 雨滝」に併設された料理店です。
注文したのは「呉汁膳」。
呉汁とは、大豆を水に漬けてすり潰した「呉」を用いた昔ながらの料理だそうです。
豆腐屋さんだから豆腐も食べてみたかったけど、初めて耳にする呉汁を選びました。
これが、めちゃ美味しかった!汁の中に豆腐も入っています。
http://amedaki.jp/index.htm
2009年11月初旬訪問
鳥取県鳥取市国府町雨滝
落差:40m 幅:4m
分類:直瀑
兵庫県から十王峠越え、鳥取県の名瀑、雨滝へ向かいました。
途中、但馬三名瀑の霧ヶ滝へ寄るつもりでしたが、霧滝集落の方に道を聞いたところ(看板を見落とし行き過ぎていた)、雪が降ったからやめたほうがいいんじゃないかと言われ断念することに。県外ナンバーの車が渓谷の入口付近に停まっていたので行けるような気がしましたが、ここは素直に従うこととしました(先日濡らした長靴とトレッキングが乾いてなかったのもありますが汗)。
苔むした丸い石がいたる所に落ちている
さて、話は戻りますが、ちょっとやっかいな十王峠を越えると道が広くなり雨滝入口の看板が見えてきました(反対側からなので分かりづらいかも)。そこを左折し2kmほど走ると雨滝の駐車場に到着。平日だからか、数台の車が停まっているだけです。
滝までは、ゆっくり歩いても5分ほどで着いてしまいました。遊歩道というより、公園内を歩いている感じで実に気分のいい所です。反面、滝前には雨瀧不動明王像が立ち、花や果物などがお供えされていて、ここが信仰の場であることが伝わってきます。
この、雨瀧不動についてネットで調べてみたところほとんど出てこず概略もわかりませんが(wikiには記述がある)遊歩道にあった案内板をここで抜粋したいと思います。
雨滝は、幅四m、高さ四十mという鳥取県随一の飛瀑を誇り、トチ、ブナなどの千古の原生林に包まれつつ、断崖絶壁を轟音とともに落水する壮観な威容により、平成二年には「日本の滝百選」にも選定されました。 古来より有数の霊場として善男善女の修行の場、お遍路さんの信仰の場として活用され、今なお、神秘的な霊境としての雰囲気を残しています。以下略 |
銚子口と雨瀧不動明王像
この滝は、水量がとても豊富でV字の断崖絶壁から力強く落ちる男性的な滝です。また、不動明王が祀られている為か霊場的な雰囲気があり、少々近寄りがたい感じすらしてきます。とりあえず、足を滑らすといけないので、お不動さまに手を合わせてから見物させてもらうことにしました。
しばらく写真を撮ったり、後からきた年配のカメラマンに場所をゆずったりしながらゆっくり眺めていると、ふと滝壺が見えないことに気付きました。流木があってよくわからないんです。もしかしたら、お不動さんの脇から伝って行けば見えるかなと思い、さっそく確かめてみることに。
橋からの眺めも良い
岩をちょろっと越えると、やはり滝壺が見えはじめ、けっこう広いことがわかりました。ただ、ここまで来ると水飛沫がすごくて、毎度のことながら体もカメラも水滴だらけです。でも、その水飛沫が心地よかったりもするんですけど。
この日は平日ということもあり、貸し切り状態につき思う存分遊んだので、あとは丸い石が転がる綺麗な渓谷を撮ってから上がろうと入口近くの橋へ移動。すると、来た時は光が当たってなかったはずなのに、いつの間にかキラキラ輝いてしまっています。それはそれで綺麗なんですけど、ここで、よくあるスローシャッターで撮った流れるような写真を撮ってみたかったんですよね。
で、隣にいた先ほどのカメラマンさんに「影になっていたら、もっと良かったのに」と伝えると「おれは下手くそだから他の人とは同じ写真を撮らないよう心掛けているんだ、じゃないと勝てないからハハハ」という意外な返事が。思わずハッとし「まさしく、その通りですよ!」と同意してしまいました。勝ち負けではないかもしれないけれど。
ま、ぼくの場合、自然を撮ってるのに保護フィルターくらいしか持っていない初心者レベルなので写真がどうのこうのではないんですが、何だか目が覚めるフレーズでした。
あとwikiに、昔ここに根回り約20mの桂の木があったが、落雷で空洞化し今は根元から数本生えているという記述があり、おそらく上の画像の木ではないかと思うので載っけておきます(説明書きがあった気がしたけど、あくまでも憶測です)。
またしても長文になってきましたが最後に、雨滝の周囲には大小48の滝が存在するらしく、すぐ側にも「布引の滝」があったりします。また、ここから700mほど歩いたところに「筥滝」という良い滝もあるようです。ぼくは先があるので今回もパス。ここには七曲り城というお城もあったそうですよ。
布引の滝 20m前後かな?
県道31号線から看板に従い雨滝駐車場へ。十王峠を使う場合、走れば分かるが少々やっかいな道なので注意が必要。慣れてるつもりの自分でも慎重にならざる得なかった。ただ、舗装はきちんとされている。雨滝の駐車場は入口側に4、5台、少し離れた所15台ほど停められるスペースがある。トイレもある。階段を下りて行くと、まず布引の滝が見えてくる。さらに歩道を進むと雨滝が見えてくる。トータルで5分前後。滝壺も見れるが、滑ると怪我するので注意。歩道をさらに進むと筥滝や、とよ滝へ至ることが出来るようだが、訪問していないので詳細はわからない。
追記
帰り、今日は何も食べてないなと思い近くの「豆腐料理あめだき」に寄りました。
ここは天然の湧き水で作る「とうふ工房 雨滝」に併設された料理店です。
注文したのは「呉汁膳」。
呉汁とは、大豆を水に漬けてすり潰した「呉」を用いた昔ながらの料理だそうです。
豆腐屋さんだから豆腐も食べてみたかったけど、初めて耳にする呉汁を選びました。
これが、めちゃ美味しかった!汁の中に豆腐も入っています。
http://amedaki.jp/index.htm
湯村温泉にて [温泉]
今宵の宿泊先は、山陰の名湯、湯村温泉。
美人の湯として知られ、意外と大きい情緒ある温泉街です。また、源泉温度は98℃もあり、日本屈指の高熱泉なのだとか。
そして宿は「とみや」さん。お風呂が自慢の老舗旅館で温泉街の高台にあります。見た目は古そうですが館内はとても綺麗で清潔な感じです。
さて、チェックインを済ませて部屋に通されると…けっこう広くてびっくり。トイレに洗面台、内風呂まで付いています。一人だし素泊まりだから、どんな部屋でもO.Kだったけど何だか嬉しい気分になりました。ちなみに、露天風呂付きの部屋もあるみたいです。
疲れたし、さっそくお風呂に浸かりたいところでしたが、昼間に蕎麦しか食べていなかったので、フロントで食事が出来るお店やコンビニの位置を教えてもらい、とりあえず夜の温泉街へ繰り出すことに。
軽く食事をとり、そのまま温泉街をブラブラ歩いていると、湯気が立つ所を発見。行ってみたら荒湯という源泉で、ブクブクお湯が湧き出しとても熱そうです。どこかで売っているのか、ネットに入った卵を湯壷に入れている人もいたりして、なかなか温泉風情があります。すぐ下の河原には、足湯なんかもありました。
荒湯のお地蔵様から階段を上がると、色とりどりにライトアップされた橋があって、見上げると山の上に「夢」という字が浮かび上がっているのが見えました。これがけっこう良い雰囲気で、街をあげて頑張っているんだなぁって思いました。ただ、ライトアップされた夢千代像にはびっくり。チト不気味でしたすみません。ちなみに、「夢千代日記」というNHKドラマの舞台がここの温泉らしいです。だから「夢」なんだね、きっと。
荒湯のすぐ側には、株湯という源泉もありました。ここにあった立て看板によると、湯村温泉の源泉数は49ケ所で総湧出量が毎分2200Lもあるらしいです。各家庭にも配湯してるというから温泉天国ですね。温泉とともに暮らしている感じでしょうか。うらやましいです。
さて、一通り巡ったので宿へ戻ることに。国道向こう側の八幡神社にも行ってみたかったけど、夜はおっかないのでやめときました。ちなみに、早朝散歩するつもりが寝坊したので、夜の写真しかないですzzz。
宿で、さっそくお風呂に入ったら、ここが実に広々してて気持ちがいい!打たせ湯、あわ風呂、炭酸風呂に大露天風呂などなど、そこらの日帰り施設よりも充実しています。展望は、夜だったのでよくわからなかったけれど、立地的に良さそうでした。朝も、ゆっくりさせて頂きました〜。
http://www.yumura-tomiya.com/spa/index.php
ぼくは、わりと秘湯系が好きだったりもしますが、ここは本当にリラックスできるお風呂でした。美人の湯だけあって、肌もつるつるしてきます。無色透明の単純炭酸泉のようですが、やはり温泉は色や臭いじゃないな〜と実感。次は、カニ料理なんかを付けて、また泊まりに行きたいと思います。ちょっと遠過ぎだから、いつの日か。。
美人の湯として知られ、意外と大きい情緒ある温泉街です。また、源泉温度は98℃もあり、日本屈指の高熱泉なのだとか。
そして宿は「とみや」さん。お風呂が自慢の老舗旅館で温泉街の高台にあります。見た目は古そうですが館内はとても綺麗で清潔な感じです。
さて、チェックインを済ませて部屋に通されると…けっこう広くてびっくり。トイレに洗面台、内風呂まで付いています。一人だし素泊まりだから、どんな部屋でもO.Kだったけど何だか嬉しい気分になりました。ちなみに、露天風呂付きの部屋もあるみたいです。
疲れたし、さっそくお風呂に浸かりたいところでしたが、昼間に蕎麦しか食べていなかったので、フロントで食事が出来るお店やコンビニの位置を教えてもらい、とりあえず夜の温泉街へ繰り出すことに。
河原には足湯や、散策できる歩道もある
軽く食事をとり、そのまま温泉街をブラブラ歩いていると、湯気が立つ所を発見。行ってみたら荒湯という源泉で、ブクブクお湯が湧き出しとても熱そうです。どこかで売っているのか、ネットに入った卵を湯壷に入れている人もいたりして、なかなか温泉風情があります。すぐ下の河原には、足湯なんかもありました。
荒湯のお地蔵様から階段を上がると、色とりどりにライトアップされた橋があって、見上げると山の上に「夢」という字が浮かび上がっているのが見えました。これがけっこう良い雰囲気で、街をあげて頑張っているんだなぁって思いました。ただ、ライトアップされた夢千代像にはびっくり。チト不気味でしたすみません。ちなみに、「夢千代日記」というNHKドラマの舞台がここの温泉らしいです。だから「夢」なんだね、きっと。
荒湯のすぐ側には、株湯という源泉もありました。ここにあった立て看板によると、湯村温泉の源泉数は49ケ所で総湧出量が毎分2200Lもあるらしいです。各家庭にも配湯してるというから温泉天国ですね。温泉とともに暮らしている感じでしょうか。うらやましいです。
さて、一通り巡ったので宿へ戻ることに。国道向こう側の八幡神社にも行ってみたかったけど、夜はおっかないのでやめときました。ちなみに、早朝散歩するつもりが寝坊したので、夜の写真しかないですzzz。
宿で、さっそくお風呂に入ったら、ここが実に広々してて気持ちがいい!打たせ湯、あわ風呂、炭酸風呂に大露天風呂などなど、そこらの日帰り施設よりも充実しています。展望は、夜だったのでよくわからなかったけれど、立地的に良さそうでした。朝も、ゆっくりさせて頂きました〜。
http://www.yumura-tomiya.com/spa/index.php
ぼくは、わりと秘湯系が好きだったりもしますが、ここは本当にリラックスできるお風呂でした。美人の湯だけあって、肌もつるつるしてきます。無色透明の単純炭酸泉のようですが、やはり温泉は色や臭いじゃないな〜と実感。次は、カニ料理なんかを付けて、また泊まりに行きたいと思います。ちょっと遠過ぎだから、いつの日か。。