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尖石の縄文土器 [霊地巡礼/神社仏閣]

宿をチェックアウトして、ビーナスライン経由で茅野市の「尖石縄文考古館」を目指しました。
ここの施設は名前の通り、縄文土器や当時の生活様式について展示していまして、国宝土偶「縄文のビーナス」があることで知られています。また、八ヶ岳山麓にあり、とてもロケーションが良い場所にあります。

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途中、道がわからず迷ってしまいましたが、コンビニで聞いたりして無事に到着。まずは考古館から見学することにしました(観覧料:大人500円)。

中に入ってみると、広い館内がガラ〜ンとしていて少々寂しい感じでしたが、こっちとしては好都合、空いているほうがゆっくり観られるというものです。

さっそく「縄文のビーナス」のブースに入りじっくり見学することに。重要文化財の「仮面の女」も並んで展示されています。なんとなく写真が撮りたくなって駄目もとで受付の方に聞いてみたところ、個人で楽しむ分ならO.Kとのこと。なんて太っ腹なんでしょう!

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で、写真を撮りつつガラスに張り付いてまじまじと観ていたら、暇そうにしていたガイドの方が側に来て土器や土偶についての説明をしてくれました。人が少ないので、いくらでも案内してくれそうな勢いです。

国宝土偶「縄文のビーナス」
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「縄文のビーナス」は、大きいお尻と乳房が付いていて、全体的に女王のような気品を感じます。冠っている帽子みたいなものは、よく観るとデザインが斬新で洒落てるなぁ〜という印象。自分的には、仮面を付けているように見えましたが、ガイドさんには否定されました(..zzz)。まぁ、鼻があるので違うのかもしれません。

重要文化財土偶「仮面の女」
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「仮面の女」は、股間に「ほと」が付いているので女性というのはわかるのですが、どことなく冷徹で怖い感じがします。仮面の形とくすんだ色がそんな印象にさせているのかもしれないけれど、縄文のビーナスとは対照的な印象です。自分的には宇宙人を連想しましたが、そんなことを聞くと面倒くさそうなので黙っていました。たしかガイドさんはシャーマン的なことを仰っていたように記憶しています。たしかに、その方が一般的かなとは思いますけどね。

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次に、土器が展示されているブースへ移動することにしました。かなり広いスペースに様々な形の土器が並んでいます。

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ゆっくり観て思ったことは、やはり、縄文時代の人々は現代人とは違う感性だったんだなということ。各土器によって用途が違うのだろうから何ともいえないけれど、実用性よりも芸術性を追求しているように思えるんですよね。岡本太郎が「芸術は爆発だ」と思ったわけが何となく分かる気がしますな。何となくですけど。

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他には、縄文の生活様式を展示しているブースもありまして、縄文人が着用していた「服」を試着出来るようになっていました。もちろん再現されたものですが、さっそく嫁さんにトライしてもらい記念撮影。ちなみに、先ほどのガイドさんに聞いたら素材は「大麻」だそうです。その他、ここでは火起こし等の体験学習も出来るみたいですよ。

復元住居
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館内を一通り観たので、外にある史跡公園へ行ってみました。ここには復元住居があって、遊歩道を通り散策できるようになっています。

尖石
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中でも、遺跡名の由来となった「尖石」という三角形の石がある周辺(道を挟んで向こう側)は、広々とした原っぱの向こうに雄大な八ヶ岳が見渡せ、とても気持ちの良い場所です。老後は、ここらへんに住んでみたいですなぁ〜。

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帰り、嫁がアイスクリーム屋さんを発見したので寄ってみました。食べながら貰った名刺を見たら何と東京にも店舗があることが判明。良かったね〜嫁さん。

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行き方は尖石縄文考古館がくわしいので、↓を参照して下さい。
http://www.city.chino.lg.jp/ctg/07050040/07050040.html



追記:この記事は過去に溯って記しています(2009/9/6)
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