SSブログ

毒沢鉱泉 神乃湯 [温泉]

【毒沢鉱泉 神乃湯】(長野県諏訪郡下諏訪町社)
 2008年4月中旬 1泊

buroguR0011050.jpg

毒沢鉱泉 神之湯さんは、諏訪大社下社春宮からほど近い山の中腹に建つ温泉宿です。日本秘湯を守る会の会員宿でもあります。

buroguR0011052.jpg

こちらの宿、面白いことに中へ入ると施設のあちこちに神籬や神仏像が置いてありまして、さながら八百万の神が集う宿という雰囲気で、まさに神乃湯って感じです。

buroguR0011048.jpg buroguR0011049.jpg
で、1日中観光して疲れ果てた体を癒すべく、さっそくお風呂へ入りに行くことにしました。

早朝のお風呂(竜神の湯)
buroguR0011043.jpg

ここのお風呂には正しい入浴法というのがあるらしく、風呂場裏手の神殿でお参りした後、温冷浴を3、4回繰り返し、その後仏間にて参拝するのが作法なのだそう。なのでとりあえず神殿に参拝してから入浴することに。マニアック編というのもあるらしいです。(リンク参照。神乃湯さんのH.Pです)
http://www.kaminoyu.com/f-nyuyokuho.html

buroguR0011045.jpg

湯槽は大小二つありまして、大きな湯槽には鉱泉を湧かした赤茶系のお湯、小さい方には冷た〜い源泉(2.0度とのこと)が溜められています。これを交互に繰り返して入ると体に良いのだとか。最初、冷たい源泉に苦戦しましたが意外とすぐに慣れまして、ちょっと癖になりそうな入浴法でした。また、ここの鉱泉は飲料可能で、飲んでみたらすっぱいレモン味がしました(胃腸に良いらしいです)。泉質等は日本秘湯を守る会のH.Pや神乃湯さんのH.Pで確認してみて下さい。ちょっと珍しい泉質みたいですよ。

   後で川魚も運ばれてきました
buroguR0011035.jpg buroguR0011036.jpg
お風呂の後は夕飯です。川魚や山菜など山里系の料理が運ばれてきまして、自分的にはボリュームも内容もちょうど良かったです。あと、お膳が丸くて洒落てるなぁと思いました。ビールを頼んだら、部屋名と同じEBISUビールが出てきて何だか笑っちまいました。

buroguR0011040.jpg

夕飯が終われば、あとはダラダラするだけなんですが、この日は相当疲れていたらしく気付くとすでに朝になっていました。なんと、10時間も寝てしまったようです。なぜだか、旅行へ行くと規則正しい生活になるんですよねzzz..。

         朝食も美味しかったです!
buroguR0011047.jpg

なんだか、今までに味わったことのない不思議な雰囲気の宿でしたが、1人10,000円前後で泊まれる健康に良い八百万の宿って感じで、神仏的雰囲気が気にならない人には是非お勧めしたい宿ですね。ちなみに、料金は部屋のタイプによって変わるみたいです。あと、ここは湯治などで利用するのも良いんじゃないでしょうかね。自分的には、お湯も最高でした。

関係ないですが、声をかけられたご年配の女性と(もちろんナンパではない)武田信玄の話になり、色々と話し込んでいたら、自分より詳しいことがわかりチトくやしい思いをしました。しかも「私の甥の方がよく知ってるわよ」とのこと(ムム..)。自称、信玄ファンではありますが、まだまだ学ぶことがたくさんあるようです..。



※カミタクさんのH.Pもぜひどうぞ↓
 http://homepage2.nifty.com/kamitaku/NAGANO02.HTM#naiyo
 http://homepage2.nifty.com/kamitaku/kagoonin.htm

追記:この記事は過去に溯って記しています。(2009/7)

万治の石仏 [霊地巡礼/神社仏閣]

【万治の石仏】2008年4月中旬

buroguR0011017.jpg

諏訪神社下社春宮へ参拝したついでに、お隣におります万治の石仏を見に行きました。ついでといったら怒られそうですが、そのユニークな風貌ゆえに意外と知ってる人も多いんじゃないかと思われます。

buroguP4192428.jpg

ここも以前に一度だけお参りしたことがあるんですけど、ちょうどその時、俳句か何かの催し物がひっそりと行われていて(他に子供一人しかいなかった)試しにひとつ詠んでみたら「ぜんぜんダメだね。。」と係?のおじいさんに駄目だしをくらった思い出があります。

buroguR0011030.jpg

さて、万治の石仏は春宮の横ちょを流れる砥川の対岸にあり、徒歩約5分くらいで着きます。途中、川中にある浮島に浮島社という小さな神社があったのでお参りしてから行きました。砥川って綺麗な川ですね〜。

buroguR0011020.jpg

ひさびさ対面した石仏さんは、やはりユーモラスなお顔をしていまして何やら難しい顔にも見えますけど阿弥陀如来様なのだそうです。大きな石の上にお顔が乗っています。伝説によると、この石仏を隣の神社の材料にしようとノミを入れたところ血が出てきたのでやめた話が残っているそうです。また、首が伸びたー!ということもあったそうですよ。くわしくは画像をクリック。

buroguR0011014.jpg

この石仏を見た岡本太郎氏が絶賛して有名になったみたいですが、のどかな風景の中にぽつんと座ってらっしゃる姿がほほえましいので、お時間ある方は寄ってみてはいかがでしょうか。

     buroguR0011025.jpg  buroguR0011026.jpg
近くに「万治の石仏の碑」がありましたが岡本太郎直筆を彫ったものみたいです。達筆ですね!

buroguR0011019.jpg

追記:この記事は過去に溯って記したものです。(2009/7)

諏訪大社 下社 [霊地巡礼/神社仏閣]

【諏訪大社 下社秋宮】信濃国一之宮

buroguR0011006.jpg

2008年4月中旬参拝
鎮座地:長野県諏訪郡下諏訪町上久保5828
御祭神:建御名方神(たけみなかたのかみ)
    八坂刀売神(やさかとめのかみ)
    八重事代主神(やえことしろぬしのかみ)

諏訪湖へ寄ったのち、下社の秋宮へ参拝しました。
ここの境内は広々としていて、神楽殿の太い注連縄が印象的です。上社同様、本殿は無くご神木の一位の木が祀られているそうで古代祭祀の名残りとのこと。依り代ってやつでしょうか。

buroguR0011010.jpg

正直、ここの印象はあまりないんですけど(1年以上も経ってからこれを書いている為)、拝殿の造りが立派だなぁと思いました。全体的には、その社名のせいかやさしい雰囲気があるように思います。ちなみに、下社には女神の信仰が多く伝わっているそうです。くわしくはググってみて下さーい(汗)。

buroguP4192422.jpg







【諏訪大社 下社春宮】信濃国一之宮

buroguR0011033.jpg

2008年4月中旬参拝
鎮座地:長野県諏訪郡下諏訪町大門193
御祭神:建御名方神(たけみなかたのかみ)
    八坂刀売神(やさかとめのかみ)
    八重事代主神(やえことしろぬしのかみ)

春宮は、秋宮から西に約1キロほどの旧中山道沿いに鎮座しています。
秋宮と比べるとそれほど広くない境内ですが、その配置はほぼ一緒で特に拝殿はよく見ないと写真くらいじゃ見間違えてしまうかもです。

buroguR0011013.jpg

やはり、こちらも本殿は無くてご神木の杉の木が祀られているそうです。神様がご神木を依り代として春宮と秋宮を行ったり来たりしているのかな?ちょっと定かではありませんが、そんな記事をどこかで見たような気がします。

buroguR0011011.jpg

境内左手には、砥川の中州に浮島社があって、その対岸には有名な「万治の石仏」があります。この石仏については、また後で記事にしたいと思います。

buroguP4192423.jpg

ここで無事、諏訪大社の四社を全て巡ることが出来ました。いやいや、前にも書きましたが高遠(伊那市)→分杭峠→光前寺(駒ヶ根市)→諏訪大社四社(諏訪市)+諏訪湖を1日でまわったので少々疲れましたが、我ながらよくやるなぁと思いました。濃いぃ1日でした(あ、まだ万治の石仏が残っているんだけどzzz..)。



追記:この記事は過去に溯って書いています(2009/7)


諏訪大社 上社 [霊地巡礼/神社仏閣]

【諏訪大社 上社本宮】信濃国一之宮

buroguP4192386.jpg

2008年4月中旬参拝
鎮座地:長野県諏訪市中洲宮山1
御祭神:建御名方神(たけみなかたのかみ)
    八坂刀売神(やさかとめのかみ)

駒ヶ根市から中央高速自動車道で一気に北上し、宿をとっている諏訪市へと向かいました。

宿へ向かう前に諏訪大社へ寄ろうと思い、ふと、時計を見るとまだPM2時過ぎ。この日は、すでに高遠城址公園→分杭峠→光前寺と巡っていましたが、この時間帯なら諏訪大社の四社+諏訪湖までまわれちゃうなぁ〜ってことで、まずは上社本宮からお参りすることにしました。

buroguP4192387.jpg buroguR0010991.jpg
諏訪大社は、上社本宮、上社前宮、下社春宮、下社秋宮の四社に分かれていまして、国内で最も古い神社の一つなのだそうです。また、信濃国一之宮としていにしえから信仰篤く、『延喜式 神名帳』には「南方刀美神社」(みなかたとみのかみのやしろ)として記され最高位の明神大社とされていたとのことです。あと、各社殿の四隅に立つ御柱のお祭りもたまにテレビで報道(切り出した木の柱を崖の上から落とす際に負傷とか)されたりして有名ですよね。

          右にあるのが四脚門
buroguP4192388.jpg

さて、上社本宮の拝所へ行ってみると何やら結婚式を挙げているみたいでカップルを中心に両家が左右にわかれて参列している様子を見ることが出来ました。で、ちょっと珍しいということで便乗してパチリと撮らせて頂きましたすみません。しかし、神前式は竜笛や笙の音色が響いて優雅な感じがしますね〜。しかも、由緒ある神社で結婚式をするなんてちょっとうらやましいです。

          御柱 神域を囲むように四隅に立つ 結界か?
buroguP4192399.jpg

ちなみに、諏訪造りという独特の様式で本殿は無く御神体は神体山の守屋山だそうです。ただ、弊拝殿が神体山に向いてないのが謎なのだとか。なんか面白いですね。

          入口御門と布橋
buroguR0010988.jpg

お参り後は恒例の境内散策ですが、さすが大きな社だけあって見どころがたくさんありました。初めてではないので写真をあまり撮らなかったんですけど、入口御門と回廊のような布橋(当時は本当に橋だったみたいですよ、諏訪湖が大きくて)や諏訪明神が降臨したという硯石(磐座)、重要文化財の四脚門、天流水舍などがありました。その他も色々ありますのでご参拝の際にどうぞ。彫刻も見事です。

buroguR0010992.jpg

雷竜の像なんてのもありました。ここは軍神(タケミナカタの故事による)ですから武道系の人はお参りするといいかも?でも、タケミカヅチと相撲をして負けちゃったんだっけ。。元々はタケミナカタではなく土着神が信仰の対象だった説もあるみたいですけどねっ。





【諏訪大社 上社前宮】信濃国一之宮

buroguR0010994.jpg

2008年4月中旬参拝
鎮座地:長野県茅野市宮川2030
御祭神:建御名方神(たけみなかたのかみ)
    八坂刀売神(やさかとめのかみ)※こちらのみとの情報も 詳細不明です

本宮から約2キロほど離れた場所に鎮座する上社前宮は、かつて上社祭祀の中心地だったそうです。また、諏訪信仰の発祥の地ともいわれています。ただ、社殿が移転した際、広大な敷地にあった多くの建物が無くなってしまい今では祭事に必要な建物があるのみとのこと。

buroguR0010997.jpg

駐車場から、ゆるい割には心臓破りの坂を登ってゆくと拝殿に着きました。ここには初めて来ましたが、他の3社と比べてかなり素朴な印象の神社です。何というか、全体的に遺跡みたいな雰囲気があるんですよね。「つわものどもがゆめのあと」って感じでしょうか。でもその反面、古〜い長老のような神様がいらっしゃる雰囲気もあったりして、今でもやっぱり神域なんだな〜って思いました。

        名水の小川 もろワタクシが写り込んでいたのでその部分カット
buroguR0010996.jpg

あまり写真はありませんが、名水という小川が流れていたり、御柱も四隅に立っていました。来た方向を見ると、遠くにまだ残雪の山々(霧ヶ峰だか蓼科だかチト不明)が見渡せて、とても綺麗でしたね。

           眺めがいい〜
buroguP4192403.jpg


          駐車場あります


追記:この記事は過去に溯って書いています(2009/7)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。