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小布施 岩松院 [霊地巡礼/神社仏閣]

曹洞宗 梅洞山 岩松院】長野県上高井郡小布施町雁田
 2007年11月初旬
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栗の町、小布施の岩松院は、葛飾北斎晩年の大作「八方睨み鳳凰図」があることで知られ、また、小林一茶や福島正則ゆかりの古寺としても有名です。

仁王門
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ぼくは、二十代半ばに初めてここを訪れて以来、この「八方睨み鳳凰図」が大好きになり、こっちへ来た時は必ず寄ることにしています。今回は、数年ぶりの訪問でとても楽しみにしていたんですけど、いつの間にか絵の拝観方法が変わっていてちょっとびっくりしました。

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というのも、以前は、天井(21畳)に描かれたこの鳳凰図を畳の上でごろんと寝ながら観ることが出来たんですが、今は絵の保存のため椅子に座って観るようになっていたんです。広い畳に寝て観るのが気持ちよかったんで、ちょっと残念なんですけど。でも、これはしょうがないかなとも思います。

で、中に入ると丁度団体さんが居た為か?住職さんの「北斎は世界三大画家であり、天才であり、宇宙人である」という主旨の楽しい話を聞きながら観賞することができました。たしかに、北斎の絵は神業です。
http://www.gansho-in.or.jp/happounirami.htm(岩松院公式H.P)

拝観料は自動販売機で(300円)
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ぼくの好きな画家の横尾忠則氏が、著書『導かれて、旅』の中で、この絵には土火水風空の自然の五大元素が隠されていることを指摘していて、絵の中心には「心」という文字まで隠されていることを記しています。もちろん、北斎ですから富士山もばっちりあります。その他、いろいろ隠されているみたいなんですけど、ぼくは、この本を読んでから行ったので「なるほど、北斎はまさに天才だ」と観る度に思うんです。本当に宇宙人かもしれません(笑)。

横尾さんが言う「北斎曼荼羅」の「八方睨み鳳凰図」、一見の価値ありだと思います。

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このお寺には、もう一つ有名なものがあって、小林一茶が詠んだ「痩せ蛙まけるな一茶これにあり」の蛙合戦の池があるんです。毎年、決まった時期に産卵して戻っていくそうですが、面白いですよね。お寺の中には、カエルの置物のコレクション(奉納品?)やカエルのお土産なんかも売っていまして、ぼくも何個か持っています。よくある「無事カエル」みたいなやつです。けっこう、おちゃめなんですよー。

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あと、もう一つ福島正則のお墓(霊廟)も、このお寺にあります。ぼくは、福島正則についてはいまいち興味がなくて人物像とかはくわしくはないんですが、川中島あたりが最後の知行地でしたから、ここに埋葬されたのかもしれませんね。また、禅の信者だったらしいので。

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11月初旬の岩松院は、ちょうど紅葉が見ごろで綺麗でした。また、そのうち訪ねてみたいと思います。

りんご購入中
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※この記事は過去の旅行記です(記:2009/10/14)


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カミタク(リンク先は「岩松院訪問記」)

はじめまして。カミタク
http://homepage2.nifty.com/kamitaku/
と申します。

私が運営しておりますホームページ「温泉天国・鹿児島温泉紹介!」
http://homepage2.nifty.com/kamitaku/kagoonin.htm
内のサブ・コンテンツ「岩松院訪問記」
http://homepage2.nifty.com/kamitaku/NAGANO06.HTM
から、貴ブログ記事にリンクを張りましたので、その旨報告申し上げます。

今後とも、よろしくお願い申し上げます。

by カミタク(リンク先は「岩松院訪問記」) (2009-12-26 12:26) 

hamagen

カミタクさん>
コメントありがとうございます。
了解いたしました。
by hamagen (2010-01-03 04:22) 

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