鬼無里 紅葉伝説を訪ねて その1 十二神社 [霊地巡礼/神社仏閣]
次の日、戸隠から隣町の鬼無里へと向かいました。
珍しい地名のこの町には「紅葉伝説」という鬼女にまつわる伝説があり、
以前、その物語の舞台を見たくて一度だけ訪れたことがありました。
ただ、当時はネットですぐにググれるような環境ではなかった為
情報不足でまわりきれず、いつか機会があれば再訪したいと考えていたんです。
紅葉伝説とは、都を追われた呉葉(くれは)=紅葉(もみじ)という女性が
鬼女となって戸隠などで悪さをしたため平維茂に武力で成敗された物語です。
また、紅葉伝説は「紅葉狩」という能や神楽の作品にもなっていて、
古典芸能として親しまれているそうです。
紅葉見物のことを「紅葉狩へ行こう」なんて言いますよね。
ちなみに、この物語は諸説あって各地域で少しづつ趣が異なるようですが、
これといった正しい伝承というものは無いとのことです。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/で「紅葉伝説」を検索するとくわしい)
【十二神社】2009年5月下旬参拝
鎮座地:長野県長野市鬼無里中田5919
御祭神:国常立神(くにとことちのみこと)
宝光社から少し下った県道36号線を右折し、鬼無里の十二神社へ向かいました。途中、紅葉の岩屋や大望峠などの見どころもありましたが、雨が降っていたので今回はパスすることに。岩屋は、ちょっとした山登りらしくドロドロになりそうだったんで。。ちなみに、岩屋は鬼無里ではなく戸隠になります。
狭い道をしばらく走ると、目的地の十二神社が見えてきました。ここの神社には昔「船繋ぎの樹」というのがあって、鬼無里が湖であった頃ここの槻の木に船を繋いだという伝承があるそうです。ただ、既にその木は失われてしまい株跡のみ境内にあるとのことでしたが、どこにあるのかわかりませんでした。それにしても、ここら一帯が湖だったことに驚きです。自然のダム湖だったんでしょうかねー。
↓松代の長国寺住職が創ったという詩碑(たしか長国寺って真田氏の菩提寺ですよね)
興味深いのが、ここの紋章が「帆かけ船」であることです。また、「波よけの鳥居」と呼ばれている両部鳥居(神仏習合色が強いとも)があり、伝承に信憑性を持たせています。何だか遠い古のロマンを感じますね。また、雨だったせいか神秘的な所だなと思いました。
友達が「帆かけ船」の紋を発見!神楽殿?の屋根あたりにありました
帰り際、友達が鳥居横の「船繋ぎの樹」に太い藤の木が巻き付いてるのを発見しました。なぜか、境内入口に花びらが落ちていたのは、この木のもののようです。高〜い所に、藤の花が咲いていて綺麗でした。
↓だいたい地図の真ん中のカーブ辺りです。駐車場あります。
珍しい地名のこの町には「紅葉伝説」という鬼女にまつわる伝説があり、
以前、その物語の舞台を見たくて一度だけ訪れたことがありました。
ただ、当時はネットですぐにググれるような環境ではなかった為
情報不足でまわりきれず、いつか機会があれば再訪したいと考えていたんです。
紅葉伝説とは、都を追われた呉葉(くれは)=紅葉(もみじ)という女性が
鬼女となって戸隠などで悪さをしたため平維茂に武力で成敗された物語です。
また、紅葉伝説は「紅葉狩」という能や神楽の作品にもなっていて、
古典芸能として親しまれているそうです。
紅葉見物のことを「紅葉狩へ行こう」なんて言いますよね。
ちなみに、この物語は諸説あって各地域で少しづつ趣が異なるようですが、
これといった正しい伝承というものは無いとのことです。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/で「紅葉伝説」を検索するとくわしい)
【十二神社】2009年5月下旬参拝
鎮座地:長野県長野市鬼無里中田5919
御祭神:国常立神(くにとことちのみこと)
宝光社から少し下った県道36号線を右折し、鬼無里の十二神社へ向かいました。途中、紅葉の岩屋や大望峠などの見どころもありましたが、雨が降っていたので今回はパスすることに。岩屋は、ちょっとした山登りらしくドロドロになりそうだったんで。。ちなみに、岩屋は鬼無里ではなく戸隠になります。
狭い道をしばらく走ると、目的地の十二神社が見えてきました。ここの神社には昔「船繋ぎの樹」というのがあって、鬼無里が湖であった頃ここの槻の木に船を繋いだという伝承があるそうです。ただ、既にその木は失われてしまい株跡のみ境内にあるとのことでしたが、どこにあるのかわかりませんでした。それにしても、ここら一帯が湖だったことに驚きです。自然のダム湖だったんでしょうかねー。
↓松代の長国寺住職が創ったという詩碑(たしか長国寺って真田氏の菩提寺ですよね)
興味深いのが、ここの紋章が「帆かけ船」であることです。また、「波よけの鳥居」と呼ばれている両部鳥居(神仏習合色が強いとも)があり、伝承に信憑性を持たせています。何だか遠い古のロマンを感じますね。また、雨だったせいか神秘的な所だなと思いました。
友達が「帆かけ船」の紋を発見!神楽殿?の屋根あたりにありました
帰り際、友達が鳥居横の「船繋ぎの樹」に太い藤の木が巻き付いてるのを発見しました。なぜか、境内入口に花びらが落ちていたのは、この木のもののようです。高〜い所に、藤の花が咲いていて綺麗でした。
↓だいたい地図の真ん中のカーブ辺りです。駐車場あります。
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