常布の滝 [滝]
【常布の滝】日本の滝100選
2008年11月訪問
群馬県吾妻郡草津町草津
落差:70m?
分類:直瀑
週末、友達を誘って常布の滝へ行ってきました。この滝は、草津温泉でおなじみの草津町の山中に人知れず落ちている滝で、城壁のような茶系の岩肌に緑の苔や玉虫色した油のようなものがへばりつき、とてもカラフルで奇異な容姿をしています。
また、最近まで明確なルートが無かった為か、容易に滝まで近づけないことから秘瀑と称されていたようです。しかし近年、滝へ至る道が整備され迷うことなく行けるようになりました。これについては賛否両論あるようですが。
それはさておき、この日は立冬の翌日ということもあり、とても寒い1日でした。夜中に東京を発ち、AM3:30に草津町の道の駅に到着。仮眠をとってから、 天狗山第6駐車場の脇道を入って、ゲート手前の小さなスペースに車を止めて滝を目指すことにしました(実は、仮眠してからウダウダしていた為、AM10:30の出発)。
ダムから(ガードレールの道を登って行く)/いたるところに落石
まずは舗装された道を歩くのですが、すぐに落石が目立ってきました。陥没している所もあったりして、少々歩きづらいです。また、徐々に傾斜がきつくなってきて意外としんどいです。白根・芳ケ平方面遊歩道ルートからの方が楽かも?(詳細は不明です)
展望所から常布の滝を望む
しばらく歩くと展望所に出ました。遠くに常布の滝が見えます。そこから、少し手前にあった案内図がある道を曲り少々歩くと、今度は常布の滝遊歩道入口の案内板がありました。ここから滝まで30分と記されています。また、上級者コースである注意書きが添えてありました。
ここからは、しばらく急な下り坂になります。きっと、雨で落ち葉が濡れていたら滑って大変そうな道です。ここを過ぎると登りになり、ガレ場のような道になってきました。アップダウンが激しくなり、足場も良くない為、迷わないように張ってあるロープや鎖に掴まりながら慎重に進みました。
滝が近くなるとガレ場の急な登りが続く/いきなり展望が開けて常布の滝が姿を現す
ようやく、常布の滝が見えてきました。毒々しい色をした湧き水?のすぐ上には、不気味に口を開けた鍾乳石のようなものが垂れ下がっています。その浅い流れを渡ると、滝前の広いスペースに出ました。
ここを降りると滝前
そこには、今まで見たことのない光景が広がっていました。城壁のように立ちふさがる岩壁がカラフルに発色し、とても奇妙な容姿をしています。もしかして異界に迷い込んだのではないか?と思うほど、ここが何か異質な空間のように感じました。
常布の滝は、展望台にあった看板によると落差70mとのことです。しかしながら、実際はそれほど高くは感じず、見た目ざっと40〜50mくらいの気がします(詳細は不明)。噂によると、さらに奥に2段あるそうなので合わせた高さで表記されているのかもしれません。
しばらく眺めてから、それぞれ写真撮影に没頭することにしました。ま、ぼくはド素人ですので相も変わらず、あーでもないこーでもないと首をひねりながらの撮影でしたがzzz...。
滝前のスペースはけっこう広い
広場から少し登るとさらにカラフルに見える
ここに来てよくわかったのは、緑色したものが苔であったということです(今思えば、そりゃそうか)。また、玉虫色の油のようなものが黄色の岩肌に付着して茶系の縞模様をつくっていることがわかりました。自然の力って凄いです。ちなみに、ここの上流には「湯釜」という世界一酸性度の高い湖があるそうです。
その為か、この滝がかかる大沢川は強酸のため魚は住んでいないと、どこかで聞いたことがあります。飲むと、美味しそうな色をしているんですけどね。
滝壺は深くなく、思っていたより静かな感じでした。水量が少ない時期だからかもしれませんが、豪快に水を落としているイメージがあったので意外でした。地質的なものもあるのかもしれません。
右岸の大きく口を開けた岩肌
鍾乳石アップ
右岸上方から
あまりにも長く滞在していたので、体が寒くなってきました。ここらでお開きにし、帰路へ着くことに。ここを去るのは名残惜しいです。何度も振り返ってしまいました。
滝壺へ降りて見上げたの図
意外と浅いが間近で見ることができる
この後は、下流にある「常布の滝温泉」へ。「下の滝」という小滝の脇に温泉が湧いていて、半洞窟の野天風呂に入ることができるんです。そちらも、そのうちアップしたいと思います。
Aの地点の辺りが国道からの入口です。
2008年11月訪問
群馬県吾妻郡草津町草津
落差:70m?
分類:直瀑
週末、友達を誘って常布の滝へ行ってきました。この滝は、草津温泉でおなじみの草津町の山中に人知れず落ちている滝で、城壁のような茶系の岩肌に緑の苔や玉虫色した油のようなものがへばりつき、とてもカラフルで奇異な容姿をしています。
また、最近まで明確なルートが無かった為か、容易に滝まで近づけないことから秘瀑と称されていたようです。しかし近年、滝へ至る道が整備され迷うことなく行けるようになりました。これについては賛否両論あるようですが。
それはさておき、この日は立冬の翌日ということもあり、とても寒い1日でした。夜中に東京を発ち、AM3:30に草津町の道の駅に到着。仮眠をとってから、 天狗山第6駐車場の脇道を入って、ゲート手前の小さなスペースに車を止めて滝を目指すことにしました(実は、仮眠してからウダウダしていた為、AM10:30の出発)。
ダムから(ガードレールの道を登って行く)/いたるところに落石
まずは舗装された道を歩くのですが、すぐに落石が目立ってきました。陥没している所もあったりして、少々歩きづらいです。また、徐々に傾斜がきつくなってきて意外としんどいです。白根・芳ケ平方面遊歩道ルートからの方が楽かも?(詳細は不明です)
展望所から常布の滝を望む
しばらく歩くと展望所に出ました。遠くに常布の滝が見えます。そこから、少し手前にあった案内図がある道を曲り少々歩くと、今度は常布の滝遊歩道入口の案内板がありました。ここから滝まで30分と記されています。また、上級者コースである注意書きが添えてありました。
ここからは、しばらく急な下り坂になります。きっと、雨で落ち葉が濡れていたら滑って大変そうな道です。ここを過ぎると登りになり、ガレ場のような道になってきました。アップダウンが激しくなり、足場も良くない為、迷わないように張ってあるロープや鎖に掴まりながら慎重に進みました。
滝が近くなるとガレ場の急な登りが続く/いきなり展望が開けて常布の滝が姿を現す
ようやく、常布の滝が見えてきました。毒々しい色をした湧き水?のすぐ上には、不気味に口を開けた鍾乳石のようなものが垂れ下がっています。その浅い流れを渡ると、滝前の広いスペースに出ました。
ここを降りると滝前
そこには、今まで見たことのない光景が広がっていました。城壁のように立ちふさがる岩壁がカラフルに発色し、とても奇妙な容姿をしています。もしかして異界に迷い込んだのではないか?と思うほど、ここが何か異質な空間のように感じました。
常布の滝は、展望台にあった看板によると落差70mとのことです。しかしながら、実際はそれほど高くは感じず、見た目ざっと40〜50mくらいの気がします(詳細は不明)。噂によると、さらに奥に2段あるそうなので合わせた高さで表記されているのかもしれません。
しばらく眺めてから、それぞれ写真撮影に没頭することにしました。ま、ぼくはド素人ですので相も変わらず、あーでもないこーでもないと首をひねりながらの撮影でしたがzzz...。
滝前のスペースはけっこう広い
広場から少し登るとさらにカラフルに見える
ここに来てよくわかったのは、緑色したものが苔であったということです(今思えば、そりゃそうか)。また、玉虫色の油のようなものが黄色の岩肌に付着して茶系の縞模様をつくっていることがわかりました。自然の力って凄いです。ちなみに、ここの上流には「湯釜」という世界一酸性度の高い湖があるそうです。
その為か、この滝がかかる大沢川は強酸のため魚は住んでいないと、どこかで聞いたことがあります。飲むと、美味しそうな色をしているんですけどね。
滝壺は深くなく、思っていたより静かな感じでした。水量が少ない時期だからかもしれませんが、豪快に水を落としているイメージがあったので意外でした。地質的なものもあるのかもしれません。
右岸の大きく口を開けた岩肌
鍾乳石アップ
右岸上方から
あまりにも長く滞在していたので、体が寒くなってきました。ここらでお開きにし、帰路へ着くことに。ここを去るのは名残惜しいです。何度も振り返ってしまいました。
滝壺へ降りて見上げたの図
意外と浅いが間近で見ることができる
この後は、下流にある「常布の滝温泉」へ。「下の滝」という小滝の脇に温泉が湧いていて、半洞窟の野天風呂に入ることができるんです。そちらも、そのうちアップしたいと思います。
国道292号線の草津交差点から渋峠方面へ。天狗山レストハウスを過ぎ、草津国際スキー場の天狗山第6駐車場に車を止めて、そこから徒歩。もしくは、国道292号線に平行して走る林道を行ける所まで車を走らせ、道脇のスペースを探し駐車する(ぼくらが行った時は舗装道路手前に車止めのゲートがあった)。ただし、落石が多くそれほど奥には入れない。最初は、舗装された道を歩くことになる。徐々に落石や陥没箇所が多くなり、谷沢川第三ダムを過ぎたあたりで傾斜がきつくなる。そして、しばらく歩くと白根・芳ケ平方面遊歩道ルートと合流し、常布の滝展望所あたりで未舗装となる。展望所から向こうは行き止まりなので、少し戻って「渋峠草津探勝歩道案内図」がある遊歩道を数百メートルほど歩くと、今度は「常布の滝遊歩道」の看板が見えてくる。ここから滝まで30分の表示がある。また、上級者向けのコースであることも記されている。この分岐を曲り、急な下りを降りてゆく。ここからは、徐々にアップダウンが激しくなり、ガレ場のような所もあるので注意が必要。以前は、道がはっきりしなかったようだが、今はロープや鎖が設置されてるので特に迷うことはない。ただし、雨や雪などの場合は相当滑る道だと思う。山の装備で行くことをお勧めする。また、熊も出没するらしいので鈴等は必携。白根・芳ケ平方面遊歩道から滝を目指す場合は、天狗山第4駐車場に車を止めて正面の道路(55号線)を歩いて行くと遊歩道入口があると聞いたが、確かめていないので詳細はわからない。
Aの地点の辺りが国道からの入口です。
常布の滝はいいですよね!私もお気に入りの滝の一つです。
by 3号佐竹 (2012-05-26 11:27)
3号佐竹さん>常布の滝はカラフルでいいですよね〜
by hamagen (2012-06-10 12:18)